2/23(水)
はむすたぁ♪
鳴島
「マスター!!」光一
「なんだね、騒々しい」鳴島
「ハムスター飼いましょうよ!!」光一
「私はいらん」鳴島
「え〜…………」光一
「給料あげてるんだし、
部屋もあげてるんだから、
君個人で飼ってはどうかね?」鳴島
「ふえ〜……
一緒に飼いたいのにぃ……」鳴島
「私は小さい頃に飼ってたから。
それに、
ハムスターは寿命短いから、
お別れも早いぞ?」鳴島
「それはそうですけど……
でも、
子供たくさん生まれますよ♪」光一
「ポコポコと
沸くように……
一年に何度も産むぞ?」鳴島
「う〜……
ですけど、
表情も可愛いですし♪」光一
「いいことを教えてやろう♪」鳴島
「ほえ?
何ですかぁ?」光一
「ハムスターはなあ……
食べるんだよ。
自分の子供を!!」鳴島
「ふえ!?」光一
「飽きる気配も見せずに、
モリモリモリモリ……
生きたままの子供をな」鳴島
「や…………」光一
「ゲージの中から、
赤ちゃんの断末魔が……
延々と続くよ?
延々とねえ……」鳴島
「あ、
あんまりですぅ〜!!
やめてくださいぃ!!」光一
「ふ……
私は本当の事を言ったまで。
その程度の事実に目をそむける?
それでハムスターを飼えるのかね?
可愛いと言えるのかねえ?」鳴島
「うぅ〜…………
マスターのいじわるぅ……」光一
「ふ…………
親切心と言ってくれ♪
あと、他にもあるぞ」鳴島
「な、何ですかぁ?」光一
「ハムスターはなあ、
オスメスの相性も重要だ」鳴島
「それはぁ……
どの動物にも言えますよぉ」光一
「まあ、そりゃそうだがな」鳴島
「わ、私とマスターの
相性なんかも……
きゃ♪」光一
「ん?
何か空耳かねえ?」鳴島
「むみゅ!?」光一
「と、まあそれはさておき……
ハムスターは
相性の悪いオスメスを
一緒のゲージに入れると……」鳴島
「い、入れるとぉ?」光一
「喧嘩をする。
それもただの喧嘩ではない」鳴島
「と、と言うとぉ?」光一
「相手を殺すんだよ!!
徹底的にね……
特に、
ハムスターはメスの方が強いので、
オスが殺されたり、
衰弱死することも珍しくないよ?」鳴島
「ふにゅ!?」光一
「さあ、
それでも飼いたいかねえ?」鳴島
「マスター?」光一
「なんだね?」鳴島
「マスターって
ハムスター嫌いですかぁ?」光一
「いいや。
むしろ好きだが?
昔はよく世話もした♪」鳴島
「…………
マスターって……」光一
「なんだね?」鳴島
「人に
いじわるする
のが好きじゃないんですかぁ?」光一
「……………………」鳴島
「……………………」光一
「…………
精神的に苦痛を味わっている……
そんな女の子を見るのは
大好きだが?
それがどうかしたのかね?」鳴島
「……………………」光一
「む!?
また刃物!?
そんなのは無駄だ!!
鍛え抜かれた私の肉体
これの前にはねえ、
くっくっくっ…………
ナイフさえも無力さ♪」
サク!!
……どさっ……
鳴島
「マスターの……
サド!!
変態!!」光一
「ふ………じゃ、じゃあ……
そ、そのサドに……
こうして構ってもらおうとする……
君は本物の
マゾだな……
くっくっくっ……」
サクサク!!
光一
「げばぁ!?
バカな!?
止めど溢れる血……
我が無敵の……肉体が……
グフ…………」鳴島
「マゾじゃないもん!!
マゾじゃないもん!!」
日記ランキングに投票しますぅ♪