2/26(土)
先生質問ですぅ♪
鳴島
「マスター、質問ですぅ♪」光一
「ふむ…………
では、私のことは
『先生』
と呼びたまえ」鳴島
「はぁ?
では、先生質問ですぅ♪」光一
「ふむ……
では、
私から先に質問していいかね?」鳴島
「どうぞぉ♪」光一
「そうだなぁ……
聞きたいことはいくつかあるが……
最初に……」鳴島
「はい?」光一
「…………
目が覚めたら、
なんで私は……
椅子に縛り付けられているのかね?」鳴島
「ほらぁ♪
質問中に逃げられてもアレですしぃ♪」光一
「…………」鳴島
「他にはぁ?」光一
「まあ、いいや……
で、君の質問は?」鳴島
「マスターの
今日の日記ですぅ♪」光一
「…………
あの内容に、
椅子に縛り付けられるような
そんな物が書いてあった記憶はない」鳴島
「まだ、
しらばっくれるんですかぁ?」光一
「知らんものは知らん!!
ゼロはゼロで
1以上にはならん!!」鳴島
「『素行調査』を受けたとか?
誰かとの
『肉体関係』が発覚したとかぁ?」光一
「あれは、
よくあるネットの『脅迫メール』
そう書いたでしょ!!
ウソの情報だって」鳴島
「ふむふみゅぅ。
それは認めますよぉ♪」光一
「じゃあ、
このロープを解いてくれたまえ」鳴島
「い〜え♪
そういうワケには。
ちゃんと確認しないと♪」光一
「これ以上何を確認するのかね?」鳴島
「その日記の終わりの方に、
マスターは、
『肉体関係にある人?
何年前の話だろう……?』
って書いてますよねえ?」光一
「それがどうかしたのかね?」鳴島
「その相手が誰か言いなさい!!
……ですぅ」光一
「そんな……
昔の話なんだから良いだろ!!
そのころ、
君はこの店にいなかったし」鳴島
「私は処女なのに、
マスターだけ違うなんて
許せません!!」光一
「な、なんだそりゃあ!?
り、理解できん!!」鳴島
「マスターに黙秘権はないですよぉ。
その相手が誰か
教えてもらえますかぁ?」光一
「し、知ってどうするのかね?」鳴島
「それはぁ…………
その女を……」光一
「教えない!!」鳴島
「にゅ!?
な、なんですってぇ!?」光一
「は、犯罪のニオイがするぞ!!
お、教えたら……
抹殺されかねん!!」鳴島
「むにゅう……
マスターに黙秘権は無い!!
と言いましたよねえ?」光一
「君が何をするかわかるのに、
教えるわけには
いかんだろうが!!」鳴島
「にゅっ!?
それは、つまり……」光一
「そりゃ、まあ……
君が犯罪に手を染めるのを……」鳴島
「その女に
未練があるってことですねぇ!」光一
「は!?
おい、違うだろ!!
人の話を良く聞け…………」
ビュン!!
ごしゅぅぅぅぅぅ
鳴島
「マスターの浮気者。
浮気者ぉぉぉ!!」
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