|
光一
「はー、眠い…………」 |
|
鳴島
「あれ?
マスター?」 |
|
光一
「お、綾香君。
おはよう」 |
|
鳴島
「おはようございますぅ……
というか、動いていて大丈夫なので?」 |
|
光一
「どういうことかね?」 |
|
鳴島
「先日、
血を吐いて倒れたとかぁ?」 |
|
光一
「あー、打ち上げの際にね。
それで病院運ばれたし、
なんだか調子は悪いけど、生きてるよ」 |
|
鳴島
「まったく…………
身体も強くないのに、
連日飲みまわるから……」 |
|
光一
「まあ、付きあいだなんだで、
飲む機会が多かったからねえ。
これはそのうち日記のネタに!」 |
|
鳴島
「なんでもネタにするあたりが
かなり病んでいますよねぇ……」 |
|
光一
「こればかりは私もそう思う」 |
|
鳴島
「ま、4月からは新しい職場ということで」 |
|
光一
「うむ。
こちらはまだネタにせず、
しばらくは前に務めていた高校
これをネタにしていくがね」 |
|
鳴島
「本当に何でもネタに持って行きますねぇ」 |
|
光一
「そういうサイトの管理人なんだし
やむを得ないではないかね。
ネタがあるだけ、日々充実しているのだ」 |
|
鳴島
「まぁ、
そういう取り方もできますかぁ」 |
|
光一
「ああ、そうだ。
それと…………」 |
|
鳴島
「私宛にプレゼント♪
久方ぶりですぅ!!」 |
|
光一
「『特別なアレだね』管理人のよっしーさん、
綾香君イラストありがとうございました」 |
|
鳴島
「マスターに呆れる私の図…………
だそうですよよ、マスター?
たまには私を呆れさせない努力を……」 |
|
光一
「時に綾香君?」 |
|
鳴島
「はい、何ですかぁ?」 |
|
光一
「君に一つ質問なんだけどさあ」 |
|
鳴島
「はあ?」 |
|
光一
「エプロンって…………
君、どうしてる?」 |
|
鳴島
「……………………
…………は?」 |
|
光一
「いや、
エプロンはいつ使うかな?」 |
|
鳴島
「質問の意味を図りかねますがぁ……」 |
|
光一
「いやいや、
単純な話だよ」 |
|
鳴島
「まぁ…………
いつかと言われればぁ……
今まさに着ていますけどぉ?」 |
|
光一
「……………………
なんで、不信感に満ちた表情?」 |
|
鳴島
「だって…………
いきなりエプロンがどうのって……」 |
|
光一
「他にはいつエプロンを?」 |
|
鳴島
「まぁ…………
ここでの仕事以外には特に……」 |
|
光一
「自炊する時とかは?」 |
|
鳴島
「うーん…………
別にエプロンなくても料理に支障はないし、
特に使うこともないですねぇ」 |
|
光一
「だよねー…………
エプロンって、学校の実習以外で
まず使う場面がないよねぇ」 |
|
鳴島
「まぁ、それでも料理できますしぃ」 |
|
光一
「というかさ、ぶっちゃけなんだけど」 |
|
鳴島
「はい?」 |
|
光一
「エプロンの用途ってさ、
女性がさあ
彼氏の前で着る以外にないよね?」 |
|
鳴島
「……………………」 |
|
光一
「ん?」 |
|
鳴島
「えっと…………
どういった意味ですかぁ?」 |
|
光一
「いや、だからさ…………
夜、ベッドに入る前の
そういったプレイの一環が
主な用途だよね?」 |
|
鳴島
「???????」 |
|
光一
「え、だって君さ、
彼氏と一緒だったら
エプロンの下って何も着ないでしょ?」 |
|
鳴島
「ふぇ!?」 |
|
光一
「あれー…………
エプロンって
裸エプロンするための
道具じゃないの?」 |
|
鳴島
「マスター…………」 |
|
光一
「なんかさ、前の職場ではこの意見……
受け入れられていないんだよね。
おかしいよなあ…………」 |
|
鳴島
「マスター?」 |
|
光一
「ん、何かね?」 |
|
鳴島
「変態」 |
|
光一
「何で君まで!?
あ、そっか!!」 |
|
鳴島
「今度は何ですかぁ?」 |
|
光一
「君、独り身だから
そういった経験をしてないんだ!
ごめんごめん♪」 |
|
鳴島
「うっさい!
この…………ド変態!!」 |
|
光一
「変態じゃない!!」 |
|
鳴島
「変態変態変態変態!!」 |