  | 
      光一 
       
      「おはよう、綾香君」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「おはようございますぅ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そうそう、 
       
      君宛にプレゼントがあるので、 
       
      そちらの方から…………」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「はーい♪ えっとですねぇ、 
       
      昆酢さんより3Dの私とぉ、 
       
      涼ノ宮さんより私のイラスト 
       
      それぞれいただきましたぁ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「ありがとうございます!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ぷぅ…………」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「って今度は何だね!! 
       
      いきなり態度を一変させて……」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「いやぁ、今からマスターへの 
       
      ダメ出しタイムを取らなきゃと思うと 
       
      それだけで憂鬱でしてぇ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「いきなり朝から 
       
      ダメ出しって言われる私の方が憂鬱だが、 
       
      そもそも何で 
       
      君にダメ出しされなきゃいけないの!?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「それは止むを得ないですねぇ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「止むを得なくないよ!! 
       
      君がダメ出ししなければいいだけだろ! 
       
      しかもいつもいつも、 
       
      決まって冤罪ではないかね!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「冤罪とは人聞きの悪い! 
       
      私にとって、 
       
      面白く拡大解釈できそうな部分を 
       
      切り取ってきて、それを基にして 
       
      マスターを責めるだけですよぉ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「それを冤罪作りっていうんだろが!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ほらほら、 
       
      時間ももったいないですからぁ、 
       
      さっさとやらせてください」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「最近このコーナー…… 
       
      君の好きなように使いすぎだろ」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「さて、今日のダメ出しですがぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「あ……サラリと流された」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「何がお昼休みの食事は、 
       
      『メイドさんに「はい、あ〜んタイム」』 
       
      が良いなー、ですかぁ…… 
       
      そんなの採用している企業なんて 
       
      あるわけないでしょ!」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「仕事でストレスがたまっている時に、 
       
      こういう会社のサービスがあれば 
       
      従業員としてもっとやる気が出るのに! 
       
      そう思って言ってみただけではないか!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「まるっきり、ダメダメ社員じゃないですかぁ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「どこがだね! 
       
      仕事で様々ためた鬱憤を、 
       
      メイドさんが晴らしてくれる…… 
       
      昼飯を食べさせてくれるくらい良いだろ! 
       
      身体を食わせろ言ってるわけじゃないし」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「…………マスターは、 
       
      風俗店に再就職したらいかがですぅ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「しないよ!! 
       
      なんでだよ!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「さらに続けて………… 
       
      本日の日記よりダメ出しパート2」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「まだあるのかね!?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「そりゃあ、ありますよぉ。 
       
      この程度で済むとお思いでぇ?」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「なんで仕事頑張っている私が、 
       
      こんなところでダメ出しされにゃならんのだ」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「では、次のダメ出しですがぁ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「笑顔で無視したな!?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「昼からお酒を飲むなんて…… 
       
      しかも勤務中に…… 
       
      どういう事ですかぁ、マスター」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「そこだけ抜き出すな!! 
       
      私が本当にダメ社員みたいだろ!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「勤務中……いくら昼休みとはいえ 
       
      お酒を飲むのはいかがなものかと。 
       
      どこぞの元大臣じゃあるまいに……」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「結果論だけ抜き出すなよ!! 
       
      過程全体を抜き出せよ!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「メイドさんに昼飯を食べさせてもらう 
       
      とか………… 
       
      昼からそもそもお酒飲むとか…… 
       
      本当に良いご身分ですねぇ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「確かに結果的に飲んでしまったが、 
       
      そもそも一口だけだし、 
       
      飲みたくて飲んだわけではないぞ」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「はいはい、 
       
      苦しい弁解どうもです♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「苦しい弁解じゃないわい! 
       
      オフクロが朝持たせた飲み物、 
       
      中身が酒なんて思うわけないだろ!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「おやぁ、 
       
      人に責任転嫁ですかぁ? 
       
      いけない姿勢ですねぇ。 
       
      反省がうかがえません」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「事実そうなんだっつーの!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「ふーん」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「ふーん……って!!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「なんだぁ、つまらないの…… 
       
      勤務中酒でベロンベロンに位の方が、 
       
      すごく面白いのに…………」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「私が面白くないよ!! 
       
      社会的立場を一気に失うだろうが!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「もっとこう………… 
       
      マスターは実生活で捕まるような 
       
      そういう事をするべきと思いますよぉ」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「なんでだよ!?」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「え? 
       
      その方がダメ出ししがいがあって 
       
      面白いじゃないですかぁ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「私が面白くないだろ!! 
       
      って、何で君の楽しみのために、 
       
      私の人生棒に振らなきゃいけないんだ!」 | 
    
    
        | 
      鳴島 
       
      「まあ、人生色々。 
       
      そういう事もありますよぉ♪」 | 
    
    
        | 
      光一 
       
      「あるあ……ねーよ!!」 |