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光一
「うーん…………」 |
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鳴島
「マスター、どうしましたぁ?」 |
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光一
「あ、少し昔を思い出していたんだけど」 |
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鳴島
「はぁ?」 |
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光一
「私は年上好きを公言しておきながら、
ストライクゾーンが21〜25歳ってどうなのだろう?」 |
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鳴島
「はぁ?」 |
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光一
「いや、実はまだあって…………
本当は16〜25歳がストライクゾーンなんだが
どうしようかね?」 |
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鳴島
「そんな事、私に言われたって知りませんよぉ」 |
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光一
「ちなみに、黒髪ロング・巨乳というのも
私の嗜好には重要なのだけどもね」 |
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鳴島
「何の話をしてるんですかぁ!?」 |
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光一
「あ、綾香君は28歳でこのラインを超えたけど、
巨乳・ポニテその他あいまって、
私のストライクゾーンなんで安心してくれ♪」 |
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鳴島
「全然安心出来ない!!
私の身体が危ないだけじゃないですかぁ!」 |
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清香
「何を騒いでるんですか?」 |
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鳴島
「マスターが16〜25歳の女性に
見境なく手を出すかもという話を」 |
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清香
「え!?」 |
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鳴島
「女子高生の清香あたりは
相当危ない!!」 |
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光一
「誤解される言い方は止めてくれたまえ!」 |
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鳴島
「自分でそう言ってたじゃないですかぁ」 |
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光一
「ストライクゾーンの話をでしょうが!」 |
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鳴島
「だから、私の言ってること
大して間違ってないですよねぇ?」 |
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清香
「……………………」 |
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光一
「ほら、清香君が引いてるじゃないか」 |
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鳴島
「身から出たサビですよぉ」 |
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清香
「というか、どうしてそんな話に?」 |
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光一
「いや……サイトを始めた頃や
大学生の頃に盛んに言っていたんだけどね、
私は当時20歳前後だったわけだよ」 |
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清香
「まあ、そうですね」 |
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光一
「あの頃の私は年上好きを公言していたので、
21〜25歳がストライクとか言ってたんだけど……
それからストライクゾーンが固定されたままで、
今では私が31歳だから…………
いつの間にかストライクが年下にと…………」 |
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鳴島
「で、これが一体何の話なんですかぁ?
というかぁ、根本的な事を言っていいですかぁ?」 |
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光一
「何だね?」 |
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鳴島
「マスターは相手の女性が
巨乳だったり、可愛かったり美人だったり……
それでちょうど良い年齢だったら……
ぶっちゃけ何でもOKなんですよね?」 |
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光一
「ギクッ!!」 |
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鳴島
「ほら……そういう意味でストライクゾーンなんて
何の意味も持ってないじゃないですかぁ」 |
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清香
「で、どこからそんな話になってきたんですか?」 |
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鳴島
「あ、そうそう。
マスターが少し昔を思い出して……とかなんとか」 |
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光一
「そう、少し昔…………
10年ちょっと前かな。
大学の頃を思い出していたんだけどね」 |
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鳴島
「それがどうしてこんな話になりましたかぁ?」 |
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光一
「大学の頃って色々な話を友人たちとしたわけだけど、
その中で『ストライクゾーン』を話したことがあって」 |
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鳴島
「男の人はそういうの好きそうですねぇ」 |
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清香
「それで?」 |
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光一
「まあ、私は前に述べたような事を言ったんだが……
友人の一人がすごくてね…………」 |
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鳴島
「どんな感じにですかぁ?」 |
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光一
「まず巨乳好きがあり得ないと言ってきた。
胸なんか無い方が良いと」 |
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鳴島
「…………良かったね、清香。
そういう嗜好の人もちゃんといるんだよ」 |
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清香
「どういう意味かしら?」 |
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光一
「その上…………
21〜25歳という年齢があり得ないと言ってきた」 |
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鳴島
「もっと年上? それとも年下?」 |
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光一
「年下が良いって言ってた」 |
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鳴島
「良かったね、清香」 |
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清香
「だから何で私の方を…………」 |
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光一
「あ、清香君じゃダメダメ」 |
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鳴島
「何でですかぁ?」 |
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光一
「だってその友人のストライクゾーン……
6歳以下だもの。
10歳以上はババアって言ってた」 |
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鳴島&清香
『はあ!?』 |
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鳴島
「その友人さんって今頃…………」 |
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清香
「やっぱり刑務所暮らしとかされて」 |
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光一
「いやー……あれから10年ほど経っても、
そういう話は無いから捕まってないんじゃない?」 |