鳴島
「ふ〜んふふ〜ん♪」光一
「綾香君」鳴島
「ほえ？
なんですかぁ？」光一
「買い物中悪いがね、
こっちに来てくれないか？」鳴島
「んぅ？
面白いものでもありましたぁ？」光一
「ほれほれ、
これだ♪」
光一「チューか……」
光一「エッチか……それが問題だ」
鳴島
「え！？」光一
「買いたまえ」鳴島
「ふえ？」光一
「ほらほらぁ♪
雇用主の命令だよ？
買いなさい！！」鳴島
「い、
イヤですぅ……」光一
「私の後輩たちは
誰も買ってくれなかった。
だから、
君だけでも買いたまえ！！」鳴島
「い、イヤですよぉ……」光一
「ほれ！！
手を出したまえ。
これを掴むんだよ！！」鳴島
「イヤですぅ！！
イヤだったらぁ！！」光一
「ほらほらぁ、
さっさと手に持って、
会計してきたまえ！！」鳴島
「絶対イヤですぅ！！」光一
「そ〜んな、
照れなくたっていいから。
それ、買って来い！！」鳴島
「イヤですぅぅ！！！！」光一
「ハッ！！
や、やめろ！！
その振り上げたスコップは売り物……
そ、それで人を殴っちゃうと……」店員
「お、お客様？
それは売り物でございますので」光一
「ほら。
店員さんも言ってるだろ？」鳴島
「ぐみゃぁぁぁ！！」光一
「ぁ…………」
ビュン！！
ゴィィィィン！！
どさっ……
店員
「きゃぁぁ！！
お客様？ お客様？」光一
「……………………」お客A
「おい。
この人白目むいてるぞ？」お客B
「店員さん。
救急車、救急車！！」店員
「は、はい。
ただちに」鳴島
「誰が買いますかぁ！！
いい気味ですぅ！！」店員
「お客様……
そのスコップは……」鳴島
「あ、
これはぁ…………」店員
「…………
警察を……」鳴島
「もちろん
買わせていただきますぅ♪」店員
「あ、左様ですか。
では、５００円になります」鳴島
「わかりましたぁ♪
あ、
そこで倒れている人は、
水でもかけて、
トイレにでも
放り込んでおいてください♪」
