5/28(土)
バイトの娘ですかぁ……
光一
「あの〜…………
綾香君?」鳴島
「ふぅ〜ん…………
そういうことでしたかぁ」光一
「もしも〜し?」鳴島
「……………………」光一
「な、何で、
私が帰ってくるなり
不機嫌になってるの?」鳴島
「……………………」光一
「な、なんだよ?
『おかえりなさい』
とか
『お疲れ様でした』
って言葉はないのかね?」鳴島
「そんな言葉を
かけてもらえる立場ですかぁ?」光一
「ど、どういう意味かね?」鳴島
「あくまで
シラを切るつもりですかぁ?」光一
「シラを切るも何も……
いきなりこんな雰囲気では、
何がなにやら分からんではないか」鳴島
「『いらっしゃいませ〜♪』」光一
「……………………?
なんだね?
その不自然なアクセントの
関西弁は?」鳴島
「ふぅ〜ん…………
これでもまだ分からない
っておっしゃるんですねぇ……」光一
「私が何で冷たく扱われるのか?
君が何をしたかったのか……?
両面においてわからんね」鳴島
「新人ウェイトレスのきみ子さん(仮名)
とでも言えばわかりますかぁ?」光一
「……………………!?」鳴島
「どうやら、
理解していただけたようですねぇ」光一
「ま、待て!!
待つんだ綾香君。
私の話を聞いてくれたまえ」鳴島
「よりにもよって……
私というウェイトレスがいながら、
他店の新人ウェイトレスに
会うためだけに
週1回通っているようで?」光一
「い、いや…………
そ、それはだな……」鳴島
「おまけに……
きみ子さん(仮名)に
お触りするために
行っているらしいですね?」光一
「な、なんというか……
たまには違うウェイトレスを
味わいたいな〜
なんて思ってみたりさ……」鳴島
「味わう!?
それってどういう意味ですかぁ?」光一
「あ、待て!!
変な誤解をするな!!」鳴島
「まさか…………
私をおいてけぼりにして、
店までサボッて……
それで風俗店に……」光一
「違う!!
それは断じて違う!!
私が行っているのは
普通の喫茶店だ。
きみ子さん(仮名)だって、
単なる関西弁のウェイトレスだ」鳴島
「そうだったとしても、
私を差し置いて、
そのウェイトレスに見とれている
そういうことですねぇ?」光一
「お、落ち着きたまえ!!
その……なんだ……
毎日パスタばっかりでも飽きるだろ?
だからたまには和食も食べる。
そんな感じで、
週6回は綾香君で楽しみ、
週1回はきみ子さん(仮称)を楽しむのだ。
それだけのことではないか!!」鳴島
「それって…………
妻に飽きて愛人を作る夫……」光一
「違う違う!
さっきまでの表現だと、
君が一番重要で、
君をより楽しむために、
たまーに違う好みのタイプに……」鳴島
「…………浮気…………」光一
「待て!!
それも違う!!
今まで何十回も言ってきたが、
私は君と付き合ってな……」鳴島
「……………………」光一
「…………い…………
そのハズですよね?」鳴島
「なんですって?」光一
「お、おい!!
勝手に付き合ってると思い込むのは、
もはやストーカーの…………
だ、だから待ちたまえ!!
私の話も…………」鳴島
「私とのことは
遊びだったんですね……」光一
「って…………
他人が聞いて
誤解を招くようなことを
言わないでくれたまえ!!」鳴島
「ゆ、許せない…………」光一
「!?
や、やめr…………」
ズブゥ!!
どさっ……
鳴島
「女を弄ぶなんて……
ゆ、許せません」光一
「だ、だから……
ご、ごか……い……だと……」鳴島
「……………………!?」
ブスゥ!!
鳴島
「毎度毎度……
どうして反省しないんですかぁ!」光一
「ま、毎度……ま、い……ど……
ど…うし……て、
君は……わた…しを……刺すの……
グブゥ!!」
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