7/21(木)
エンガチョ!!
鳴島
「うわぁ!!」光一
「……何だね?
人の顔を見るなり……失礼な」鳴島
「だって…………
ゴキブリを腕で潰したんですよね?」光一
「……不可抗力だ!!」鳴島
「うわ!!
事実だったんですかぁ!?」光一
「起きたら潰れていたんだ!!
私がそうしたくてしたんじゃない!!」鳴島
「え、エンガチョ!!」光一
「……その言葉、
聞いたの小学校以来だよ……」鳴島
「ち、近寄らないでくださいね。
何かうつりそうですからぁ……」光一
「ぐわぁぁ!!
なんて失礼な!!
ちゃんと洗ったって」鳴島
「洗っても洗っても、
それは落ちないものなんですよぉ」光一
「たく…………
小学校のイジメかね……
くだらん!!」鳴島
「ゴキブリの体液は、
今頃マスターの腕から
身体の中に染み込んでいってるんですよぉ。
ああ、気持ち悪いですぅ……」光一
「君…………
ここぞとばかりに、
私をバカにするつもりだね?
ここのところの、
失敗続きのうっぷん晴らしかね?」鳴島
「な、何のことですかぁ!?」光一
「君が非常に味オンチな件と、
お客様を悶絶させた件について」鳴島
「そ、それはぁ…………」光一
「仕事の失敗で怒られたのを、
私がゴキブリ腕で潰した……
程度のことで憂さ晴らし?
まだまだ君は子供だねえ♪」鳴島
「うぅ〜…………
マスターひどい!!
マスターのオバカ!!」光一
「身体だけ大人の子供に
何を言われても
な〜んも感じないねえ♪」鳴島
「うえぇぇぇぇぇん!!」
ダダダダダダダ!!
光一
「あ、そっちに走らない方が……」鳴島
「ふわっ!?」
ガシャァァァン!!
カランカラン……
光一
「廃棄予定の生ごみが
積んであったのに…………」鳴島
「ふぇぇぇぇん!!
服がゴミまみれですぅぅぅ!!」光一
「服くらい洗濯すれば……
…………あ!」鳴島
「なんですかぁ!?」光一
「君の……ムネの辺りで潰れているの……」鳴島
「ほえ?
私の胸?
……………………」鳴島
「……………………!?」光一
「ゴキブリ…………だねえ?」鳴島
「う…………うぅ…………」光一
「………………………
まあ、そのなんだ……
エンガチョ!!」鳴島
「マスターのおばかぁ!!
大嫌いですぅぅぅぅぅ!!」
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