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鳴島
「ただいまデリバリーから戻りましたぁー」 |
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光一
「お疲れ様。
綾香君に他所様へ注文をデリバリーしてもらうなんて
とんでもなく不安だったけど……」 |
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鳴島
「どういう意味ですかぁ!!」 |
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光一
「あー、まあ。うまくお届け出来たならいいよ」 |
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鳴島
「失礼ですねぇ。
お店の品物届けるくらい、私だって出来ますよぉ。
2003年からここでウェイトレスしてるんですよぉ」 |
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光一
「で、ソフィリア王女にはカフェラテ届けられたの?」 |
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鳴島
「もちろんですよぉー♪
ちゃーんと、
時空の穴(影利さん)通って、
イト姫様にカフェラテ届けてきました」 |
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光一
「ならよかった」 |
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鳴島
「イト姫様、マスターが私に対してぇ
『おっぱいモミモミ〜デュヘヘヘヘ』
って近寄ってきて、色々するんじゃないかって
心配していましたよぉ」 |
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光一
「何で私をセクハラ人間扱いしているの、あのお姫様!!
ちょっと、妄想で胸揉みますよ!
……斬られる可能性があるけど……」 |
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鳴島
「だってぇ、否定できないですよねぇ?
奥さんいるくせにぃ、
『言い寄ってきた女性は別腹』とかぁ
『据え膳食わぬは男の恥!』って
いっつも言ってましたよねぇ?」 |
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光一
「それはボクも男なので……欲求には逆らえず……
だからって普段、
君の胸をもみもみしたいと思っても、
していないでしょ!!」 |
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鳴島
「そういうのがセクハラなんですよぉ!!」 |
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光一
「まったく…………」 |
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鳴島
「そういえばぁ、
イト姫様と服の交換したんですけどぉ……」 |
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光一
「うん?」 |
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鳴島
「イト姫様の服……胸がキツキツで……」 |
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光一
「それは相手を非意図的にだが
貧乳よばわりしていることになるので、
気をつけた方がいいぞ…………」 |
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清香
「今、貧乳とか言いませんでしたか?」 |
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光一
「気のせい気のせい!!」 |
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鳴島
「そうそう!!
清香の胸について話していたわけじゃなく、
配達先のお客さんの話だから!」 |
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清香
「なんか釈然としない言い方だなあ……」 |
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光一
「あ、清香君。
お客さんが呼んでる!」 |
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清香
「あ、はい。
いらっしゃいませー」 |
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光一
「ふう……危なかった…………」 |
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鳴島
「清香に貧乳どうの、胸どうのは禁句ですからねぇ」 |
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光一
「うーーん…………」 |
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鳴島
「どうしましたかぁ、マスター?」 |
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光一
「いや、綾香君に質問なんだけどね。
綾香君を女とみこんで」 |
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鳴島
「なんでしょー?」 |
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光一
「綾香君は押し倒されて、
いきなり布団の上で色々されたらどう思う?」 |
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鳴島
「……………………はい?」 |
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光一
「いや、だからね。
綾香君が私が起きた時にその枕元にいてだ、
それに気が付いた私が、
君を布団に押し倒してそういう行為をしたらどう?」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「もしもし?」 |
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鳴島
「110番ーーーー!!!
おまわりさーーーーん!!
この人に犯されるーーーー!!」 |
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光一
「だぁー、違うわー!!
早とちりするなー!!」 |
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清香
「何、お姉ちゃん?
何かあったの!?」 |
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鳴島
「マスターが、マスターが……
私を布団に押し倒すって……!!」 |
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光一
「違う違う!!
話を聞きたまえ!!」 |
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清香
「とりあえず…………
警察を間に入れて話しますか?」 |
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光一
「いや、そうじゃなくてね!!
昔あったの、そういう事が!!」 |
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清香
「お姉ちゃんがマスターに押し倒されたって事が?」 |
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光一
「ちーがーうー!!
私が朝起きたらね…………
枕元に知らない美人の女性がいて、
『可愛い寝顔だったよ♪』って言って
立ち去って行ったことがあるの!!」 |
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鳴島&清香
『え!?』 |
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光一
「いや……私も何を言っているか分からないんだが……
信じがたいと思うかもだけど。実家暮らししていた頃。
今の嫁とも知り合うより遥か前にね。
朝起きたら……すっごい美人の女性が枕元にいたの!」 |
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鳴島
「なんですか、それ!?」 |
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光一
「私が聞きたいよ!!
ウチ、田舎にあるから家のカギかかってないのね。
だから近所の人が入って来ることはあるけど……
起きたら知らない人が枕元だよ? しかも美人!」 |
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清香
「しかも『寝顔が可愛いね』とか……
『おはよう♪ 今日も良い朝だね』って声をかけられて……」 |
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光一
「あれって……押し倒して…………
Hな事されても文句言えないよね?
いや、それを綾香君に聞こうとしたら誤解されて」 |
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鳴島
「それ……その女性、ストーカーと違うんですかぁ?」 |
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光一
「でも、現れたのは……確か21歳の時の1度きり。
近所の人でもないし……全然分からない…………
今まで怖くて、ネット上で話題に出来なかったよ」 |
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清香
「そういう人だったら…………
多分セッ○スしても大丈夫かもしれませんが……」 |
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光一
「が?」 |
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清香
「それを理由に交際を迫られるか、
法外なお金を要求されるか……
あんまりロクな目にはあわないと思いますよ」 |
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光一
「枕元でこちらを笑顔で迎えてくれる女性……
あれってそのままエッチしたらマズイのかねえ?」 |
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鳴島
「互いに想い合ってるとかぁ、
少なくとも面識がある場合にだけした方が。
そんなストーカーか何かも分からない女性……
抱いたら何が起きるか分かりませんよぉ……」 |
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光一
「あー、でも悔しい!!
あんなエロゲーみたいなシチュエーション……
もうおそらく二度と味わえないよ!!」 |
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鳴島
「奥さんにでもやってもらったらどうですかぁ?」 |
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光一
「えー…………………嫁と?
ああいうゲーム的なシチュだからいいのに」 |
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鳴島
「こらこら…………」 |
と、今回は当サイトとして久々にコラボに絡みましたー。
ウチのウェイトレスと絡んでくださった、『時空の穴』(管理人:影利さん)ありがとでした♪
(←支援中:影利さんが小説担当されています)
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