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鳴島
「マスター、マスター」 |
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光一
「うむ」 |
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鳴島
「明けましておめでとうございますぅ」 |
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光一
「うむ。おめでとう。
今年もよろしく?」 |
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鳴島
「何で疑問形なんですかぁ?」 |
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光一
「ああ、失礼。つい、うっかりしていた。
今年もよろしく」 |
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鳴島
「うっかりって何ですか、うっかりって……」 |
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光一
「今年もリアルの私には年賀状が来ていたが……」 |
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鳴島
「来ないよりはいいじゃないですかぁ♪」 |
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光一
「ほとんど全て会社の人からだし…………
携帯メールを含めても、
友人からすらあんまり来ていない……」 |
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鳴島
「まあまあ、来るだけマシじゃないですかぁ」 |
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光一
「そういえば…………
12月31日に一足早く年賀状が一通……
このサイト宛にきていたな」 |
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鳴島
「お、ホントですかぁ♪」 |
『すまいる すらいむ』清水ももこさんより♪
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鳴島
「お、私の振り袖姿ー!!!」 |
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光一
「あれ? つまりこれって私宛ではなく、
綾香君宛の年賀なのかね?」 |
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鳴島
「それは、私が人気者だからぁ♪
可愛い女の子だからぁ♪」 |
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光一
「納得いかない……納得いかない……
26歳の年増女に年賀が来ているのに、
切り捨て20歳の好青年光一に来ないなんて」 |
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鳴島
「誰が年増ですってぇ?
私は永遠の20歳ですぅ!!!!
それと切り捨てって何ですかぁ!?
29歳2カ月ちょっとのオッサンのクセにぃ」 |
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光一
「29歳はオッサンじゃないわ!!
というか、何で君のイラストは来るのに、
私のイラストって無いの?! どうして!?」 |
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鳴島
「だって仕方がないじゃないですかぁ……」 |
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光一
「何がだね?」 |
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鳴島
「だって……………………
ここに出てくるマスターのアイコンって、
『へのへのもへじ』ですもん」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「そんなの描きようがないじゃないですかぁ」 |
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光一
「……………………
…………ソーデスネ……」 |
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鳴島
「それよりマスター?」 |
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光一
「何かね?」 |
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鳴島
「新年最初の更新ですよぉ。
大事な事を忘れていませんかぁ?」 |
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光一
「…………正月早々で忘れている事?」 |
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鳴島
「そうそう!!」 |
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光一
「大掃除は1月1日にしたし、
年賀状は1月2日に出したし…………
他に何かする事ってあった?」 |
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鳴島
「それはどちらも年明け前にやりませんかぁ?」 |
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光一
「んー……あ、あー……
ああ、あれか!!」 |
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鳴島
「おおっ!! 分かりましたかぁ?」 |
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光一
「うむ。女性の君が言ってくるあたり、
『姫初め』だな!!!!
よし、ただちに裸にひんむいて、その身体を美味しく……
布団? 必要ない。ただそこに女性の身体があるから!
それを食べる事が男の仕事、いわば義務だから!!」 |
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鳴島
「みゅぎゃぁぁぁぁぁ!!」 |
ε=ε=ε=(/°ロ°)/┏(゜ロ゜;)┛
たすけてーーーーー!!
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鳴島
「まったく、そういうのは合意なしにしたら
犯罪ですよ、犯罪!!」 |
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光一
「君のやった事は……
過剰防衛と……言って、これも……」 |
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鳴島
「まったくぅ……そんな事じゃなくてぇ、
別にありますよねぇ?」 |
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光一
「何? 何?
お年玉なんて言うなよ、26歳にもなって」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「図星かね……」 |
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鳴島
「マスターのケーチ、ケーチ!!
ドケチー!!!!
お年玉くれたって良いじゃないですかぁ!!」 |
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光一
「何で言い当てたらいきなり罵声かね!?
26歳のお肌曲がり角の君が!!」 |
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鳴島
「曲がり角じゃないもん!!」 |
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光一
「第一、お年玉あげないとは言ってないだろ?」 |
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鳴島
「え? じゃあくれるんですかぁ?」 |
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光一
「うむ。それぐらい容易いことだ!」 |
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鳴島
「おおー、マスターカッコイイ!!」 |
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光一
「事実を言うな。照れるではないか。
では、お年玉をあげよう」 |
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鳴島
「わくわくわくわくわくわく!!」 |
がさがさごそごそ
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鳴島
「…………マスター」 |
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光一
「何だね?」 |
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鳴島
「分かっていると思いますけどぉ、
古典的な事をしたら……頭を叩き割りますよぉ?」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「マースーター♪」 |
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光一
「……………………」 |
ε=ε=(/°ロ°)/ε=ε=┏( ゚Д゚)┛
貰う立場の人間が!!
ε=ε=ε=(/°ロ°)/ε=┏(゜ロ゜;)┛
どうしてそんな態度でかいんだよ!
ε=ε=ε=ε=(/°ロ°)/┏(゜ロ゜;)┛
第一お年玉って歳か、26歳……
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鳴島
「まったくぅ…………
あ、財布の中に諭吉さん2枚発見♪
これで良しとしてあげますよぉ♪」 |