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光一
「ただいま」 |
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清香
「おかえりなさい」 |
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光一
「あれ? 綾香君はどこだろ?」 |
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清香
「さっき切れた蛍光灯買ってくるって
出て行きましたよ」 |
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光一
「え?
私、蛍光灯買って来ちゃったけど」 |
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清香
「あー、じゃあ、
お姉ちゃんに携帯かけてみます」 |
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光一
「お願い。
重複して買ってもムダだしね」 |
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清香
「……もしもし、お姉ちゃん?
え?」 |
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鳴島
「ただいまー!!
っと、店の前に来たら
清香から携帯かかってきて」 |
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光一
「私も蛍光灯買ってきたんだよ。
知らせておけばよかったねえ」 |
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鳴島
「あー、
まあ予備用に置いておけばいいんじゃないですかぁ」 |
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光一
「世の中、少し気が回せれば、
無駄なすれ違いとか
回避できること多いよねえ」 |
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鳴島
「そうですねえ」 |
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光一
「今回から今度はドラクエUのプレイ日記書いたけど」 |
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清香
「見事に仲間同士ですれ違いしてますよね」 |
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鳴島
「王様が気を利かせて
相手の国に知らせてくれていれば、
互いの王子様同士もすれ違いせずに
すぐに仲間になれたはずなんですけどねぇ」 |
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光一
「本当にねえ」 |
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鳴島
「マスターはそういうすれ違いとか
結構多そうですよねぇ?」 |
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光一
「話の流れから言うと、
私が気が利かないって言っているように聞こえるけど?」 |
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鳴島
「気のせい気のせいですよぉ」 |
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光一
「そういう君こそ、
すれ違いが沢山ありそうだよね?」 |
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鳴島
「なんですかぁ!!
私が気が利かないとでも
言うつもりですかぁ!!」 |
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清香
「どちらもどちらなような……」 |
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鳴島
「何か言った?」 |
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清香
「何も言ってないよ」 |
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光一
「例えば綾香君なんてさあ」 |
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鳴島
「何ですかぁ?」 |
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光一
「今回の件だって、
『蛍光灯買いに行ってきます』
って私に伝えていれば、
私が重複して買わずに済んだのに。
というか、私が外出する必要も無かったし」 |
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鳴島
「だって、マスターに私
『買い物行ってきます』
って言ったじゃないですかぁ」 |
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光一
「その時に何買ってくるか教えてくれれば、
すれ違いしなくて済んだじゃないか」 |
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鳴島
「というか、その時にマスターが
『蛍光灯買ってきてね』って言えばぁ、
今回のすれ違いは起こらなかったと思いますぅ」 |
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光一
「いやいや、綾香君が買いに行く物教えてくれれば
今回の行き違いは無かったはず」 |
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鳴島
「い〜や、
マスターが気を利かせてくれれば良かったんですぅ」 |
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光一
「こうなったら白黒つけようじゃないか!」 |
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鳴島
「のぞむところですよぉ!」 |
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光一
「清香君!」 |
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鳴島
「私とマスター、
どっちのせいですれ違いが起きたと思う?」 |
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清香
「え?」 |
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光一
「綾香君がボーッとしてるから悪いんだよね?」 |
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鳴島
「いーや、マスターが悪いよねぇ?」 |
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清香
「……………………
強いて言うなら」 |
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光一
「うん」 |
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清香
「どっちもどっちとしか言いようが」 |
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鳴島
「それってどっちも気が利かないって事!?」 |
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清香
「まあ、はっきり言ってしまえば」 |
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光一
「そんな……私が綾香君と同レベルなんて……」 |
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鳴島
「それはこっちのセリフですよぉ!」 |
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清香
「……………………
そういうところが同じレベルだと……
と、今回…………」 |
『アイコン風鳴島綾香』
(白髭狂信者様より)
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清香
「ウチのお姉ちゃんのアイコン風イラストいただきました。
他にもマンガの頂き物がありますが、
次回以降にアップさせていただきます」 |
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鳴島
「清香〜。
やっぱりマスターと同レベルは納得できない」 |
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光一
「何を言うかね、それは私のセリフで……」 |
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清香
「……………………はあ」 |
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光一&鳴島
『女子高生にため息つかれた!?』 |