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鳴島
「……………………」 |
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光一
「うーん、今年の春はどうもおかしいねえ。
急に暑くなったら、冬に逆戻りしたり……」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「お、綾香君。おはよう」 |
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鳴島
「ぷー( ゜ 3゜)」 |
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光一
「何なんだ君は!!
何、その人をバカにするような返事は!」 |
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鳴島
「いやいや。
マスターの往生際の悪さにあきれるばかりで」 |
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光一
「私の何が往生際が悪いのかね?」 |
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鳴島
「…………なにもかも?」 |
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光一
「なにもかも!?」 |
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鳴島
「もちろんですぅ!!」 |
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光一
「何を満面の笑みで言うか!」 |
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鳴島
「えー…………
じゃあ、何かに限定して欲しいですかぁ?」 |
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光一
「なんだ、限定って?」 |
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鳴島
「いや、何もかも往生際が悪いマスターなのでぇ、
確かに限定して言ってあげた方が親切かと♪」 |
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光一
「誰に対しての親切かね!?」 |
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鳴島
「…………うーん…………
…………さぁ?」 |
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光一
「さあ!?」 |
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鳴島
「まあまあ、せっかく限定して事例を挙げてあげるんですから、
少しは自分の往生際の悪さを知るとよいですよぉ」 |
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光一
「何で君は毎回上から目線なんだね!!
言っておくがね、立場上は私が上なんだからね。
私は経営者・雇用主。君はウェイトレス・被雇用者!」 |
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鳴島
「そういうふうに、自分を誇示しようとするところが、
ますます往生際悪いんですよぉ?」 |
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光一
「これは往生際が悪いんじゃなくて、
事実を述べているんだろうが!!」 |
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鳴島
「じゃあ、例えばですよぉ」 |
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光一
「無視かね!!」 |
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鳴島
「ここのところ、ずっとTOPページでお嫁さんとの
家庭内権力闘争を書いていましたよねえ?」 |
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光一
「そうだねえ」 |
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鳴島
「結果的に分かった事は、
色々な意図を持ってマスターは日記を書かれたと思いますがぁ」 |
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光一
「その通り。
私は亭主関白であり、嫁よりもその立場は……」 |
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鳴島
「完全に権力者はお嫁さんで、
しかもネタ人間でもあるお嫁さんに、
マスターがかなう要素なんて
どこにも無いって結論になりましたよねぇ♪」 |
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光一
「なってないわー!!」 |
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鳴島
「ほぉーら、また往生際の悪い……」 |
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光一
「だから、往生際の悪いも何もなく、
実際私は亭主関白で…………」 |
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鳴島
「言うだけならタダですからねぇ♪
閲覧者のみなさんも、そう思っているハズですよぉ」 |
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光一
「そんなわけがあるかー!!」 |
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鳴島
「でも、閲覧された方のコメント…………
ほとんど全てお嫁さんを支援するものばかりで、
マスターの評判はダダ下がりですよねぇ?」 |
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光一
「なっ……………っ!!」 |
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鳴島
「いい加減にあきらめた方が楽になりますよぉ♪」 |
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光一
「ぐっ……周りが敵だらけであろうと……
あきらめるものか!!」 |
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鳴島
「ホントに往生際の悪い…………」 |
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光一
「ふん、なんとでも言うがいい!!」 |
ほら、自分の足でまだ立てるんだ!
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光一
「平均年齢69.6歳の老人達が敬老会を作って
『立ち枯れ日本』なんて政党を作る国なんだぞ!
ヘタすれば次の選挙まで寿命がもたないのに。
選挙を経ずして、人数が寿命で減って
勝手に政党として消滅しそうな……
まさに老人会政党が出来るような時代に…………
まだ29歳の私が、負けるわけにはいかない!!」 |
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鳴島
「確かにそうかもしれないって……
納得しちゃいますけど!」 |
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光一
「政治の事はここで根本的に言わないけど……
こんなギャグを政治家が出来ちゃうんだから……
私だってあきらめるわけにはいかない!!」 |
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鳴島
「確かにあんなギャグが大手を振って通用するなら……
まあ、確かに何でもあきらめてはいけない気が……」 |
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光一
「そういえばこの人…………
あの人に似ているなあ…………」 |
ここに暗黒面のフォースが加わると……
↓
↓
↓
↓
↓
もれなくこの人に…………
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鳴島
「似てるぅー!!」 |
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光一
「なんだか……シスの暗黒卿が正体を現す前みたい。
こんな往生際の悪い人がいるんだから、
私なんてこれに比べたら、全然マシではないか!」 |
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鳴島
「う……今回は納得せざるを得ないようなぁ……」 |