鳴島
「おはようございますぅー」光一
「おはよう」鳴島
「いや〜、そろそろ梅雨が始まるのかぁ、
最近は雨の日が増えてきましたねぇ」光一
「うーん、ジメジメする季節は嫌なんだよねえ。
そしてその後に来る、ジメジメした上に暑い夏はもっとイヤ」鳴島
「６〜９月は過ごしにくい季節ですからねぇ」光一
「６〜９月なんて１日で終わればいいのにねえ。
日本の夏は過ごしにくいよ…………」鳴島
「今年は計画停電が夏にあるかもしれませんしねぇ」光一
「今年の夏が猛暑とかだったら、
エアコン使えないなんてなったら
"死ね"って言われているのと同義語だよ」鳴島
「確かにぃ〜…………」清香
「……………………」鳴島
「清香？ 何見てるのぉ？」清香
「中間テストが返ってきたから、
ちょっと見てただけ」鳴島
「ふ〜ん、どれど…………！？」光一
「どうしたね…………な！？」清香
「？？？？？」鳴島
「マスターマスター」光一
「何だね、綾香君？」鳴島
「マスターって高校１年生の時、
最初の中間テストってどうでしたかぁ？」光一
「高校１年……もう１５年も前だねえ……
私は進学校に進んでねえ。中学まではトップクラスだったのに……
高校最初の中間テストで３６０人中３３０人とかだったような」鳴島
「私なんて…………
２００人中１９７人目でしたけどねぇ……」光一
「オール１００点の場合と言うのは、綾香君。
はたしてテスト順位は何位になるのかね？」鳴島
「何人いても１位なんじゃないですかぁ？」光一
「だよねえ…………」清香
「別に今成績が良いからって、
将来が良いわけじゃないし」光一
「綾香君、これが本物の余裕というやつだよ……」鳴島
「うん……まあ……」清香
「でも社会に出てから使わないものばかりだし、
むしろ社会に出てからなら、
必要な知識とかは別にあるんじゃないですか？」光一
「まあ……ねえ」鳴島
「それは分かるんだけどねぇ……」清香
「ただ２０歳過ぎると脳が衰えるから、
２０歳過ぎたら意識的に頭を働かせた方がいいらしいですが」鳴島
「私は２８歳だけどぉ、
見た目は高校生並みだからぁ、
脳みその年齢も高校生並みに若いはずだよぉ！」清香
「いや…………」光一
「それは違うだろ…………」鳴島
「なんですかぁ、２人そろってぇ！」光一
「いや…………今回初めて絡ませていただく方だけど、
君…………他のサイト様でこう描かれていたぞ」
『アラウンドサーティー』
吉緒まさおさんより♪
光一
「これまで絡みが無かったサイト様で、
『アラサーでいじられる女性』を描きましたって」清香
「毎度毎度、自分は若いって必死になって言うから、
余計に周りからアラサーって認識されちゃうんだよ」光一
「完全に２人が悪いんでしょうよぉ！！
とにかく！！
私は２８歳でも、１０代半ばなのぉ！」清香
「見た目や肉体年齢は若くても、
脳年齢は別なんだって…………」光一
「そうそう。
案外綾香君あたり、若年性痴ほう症かもしれないよ？」鳴島
「マスターには言われたくないですよぉ！！
ニンテンドーＤＳの『脳トレ』を奥様とやってみて、
脳年齢が４０代なんですよねぇ？」光一
「な、しかしねえ、続ければ若返っていくんだよ！！
私達のトレーニングはまだ始まったばかりだ！！」鳴島
「トレーニング開始した日の脳年齢が３７歳なのにぃ、
開始５日後が４５歳って……退化してるじゃないですかぁ」光一
「あれは仕事で疲れて帰ってきて、
夜１１時頃とかにやってるからだよ！！」鳴島
「まあ、マスターは肉体年齢も実年齢より上ですしぃ、
脳年齢が実年齢より上でも驚きは無いですよねぇ」光一
「そうまで言うなら、君だって脳トレやってみたらどうだね？
君なんてもっとヒドイかもしれないだろ！！」鳴島
「マスターよりは若い自信ありますけどねぇ。
というかぁ、
私は肉体年齢も脳年齢も１０代の２８歳ですよぉ！」光一
「そうまでいうならやってみようじゃないか！！」鳴島
「いいでしょぉ！
ほえ面かかせてやりますよぉ！！」清香
「これって別に、
相手にほえ面かかせたりするゲームじゃないんじゃ」
光一
「私が…………３７歳…………」鳴島
「ぷぷ、実年齢より７歳も上じゃ……
って、私が３３歳！？ 何でー！？」清香
「あー、これって最低年齢が２０歳なんだ。
どうやっても２０歳より下の年齢にならないんだね。
１０代はやる意味がないからって事かなあ」鳴島
「あ、だから私の脳年齢が３３歳なんて出たんだ♪
本当なら私の脳年齢は１０代のはずだもんね♪」光一
「いや、判定で３３歳って出てるでしょ？
そんな訳の分からない解釈で納得せずに、
現実を受け入れてトレーニングに励みたまえよ」鳴島
「マスターにだけは言われたくないぃ！」
