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光一
「ふうー……GWあっという間だったなあ」 |
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鳴島
「おおー、マスター。
お久しぶりですぅ♪」 |
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光一
「お、綾香君。元気だったかね。
GWはあっという間でねえ……
疲れの方が残ったねえ」 |
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鳴島
「私も休み足りないのでぇ、
後1週間くらい有休をもらってもいいですかぁ?」 |
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光一
「そうしたら1週間後にウチのカフェには、
きっと君以外のウェイトレスが働いているよ?」 |
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鳴島
「ふにゃっ!?」 |
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光一
「嫁さんへの実家…………
往路は7時間半…………
復路は9時間半…………
高速道路のUターンラッシュって初めて経験したよ」 |
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鳴島
「挨拶は無事済んだんですかぁ?」 |
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光一
「うむ。後は嫁さんの戸籍謄本が届き次第、
婚姻届を出して、正式に夫婦になるねえ。
来週には夫婦になっているだろうか?」 |
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鳴島
「おおー、おめでとうございますぅ♪
ご祝儀といってはなんですがぁ、
お給料上げてくださいねぇ♪」 |
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光一
「……………………
普通は君がお祝いを渡すものだろう」 |
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鳴島
「えぇー…………」 |
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光一
「ちなみに来週は、職場の上司の結婚式でねえ。
月末は大学時代の後輩の披露宴で……
お金に羽が生えていくねえ…………」 |
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鳴島
「じゃあ…………
マスターのお金が無くなる前に、
私の給料だけでもアップしておいてくださいよぉ♪」 |
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光一
「君は頭だけでなく、耳まで悪くなったのかね?」 |
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鳴島
「にゃんですってぇ!?」 |
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光一
「贈り物といえば、
ネット仲間から久しぶりに…………
電子ファイルではなく、実物で贈り物があったねえ」 |
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鳴島
「『実用品を送ります』ってeraさんに言われて、
届けられる品物が『大人のオモチャ』か『H本』
って思っていたんですよねぇ…………」 |
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光一
「だって、夫婦生活における実用品だよ?
そりゃあもう、2人の性生活を満足させるのが第一で」 |
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鳴島
「これだから男は……………………」 |
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光一
「アラサーでありながら、
処女の君にはわかるまいて」 |
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鳴島
「処女って言うなぁー!!」 |
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光一
「26歳? 27歳?
アラサーって言われて今更抵抗が?」 |
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鳴島
「むぎぃぃぃぃぃ!!」 |
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光一
「君があまりにもアラサーって気にしているので、
慶徳さんが2通もメールを送ってきたのだぞ?」 |
アラサーって言うなーと反論する綾香君
「アラサーって言うなぁ」(慶徳さん)
アラサーって言われて泣きじゃくる、綾香君
「アラサーはトラウマ」(慶徳さん)
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鳴島
「年齢を言われて喜ぶ女性なんていませんよ」 |
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光一
「なるほど…………
現実を受け入れられずに逃避に走っているわけだ。
この見た目だと女子高生で通じそうだけど……
実際には26歳のオバサンだよねえ?」 |
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鳴島
「にゃんですってぇぇぇぇ!!」 |
???「双方そこまで!!」
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光一
「むっ!?」 |
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鳴島
「何者ですかぁ!?」 |
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???
「2人とも……くだらない事で大騒ぎ……
店の外にまで聞こえてるんだけど」 |
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光一
「何者だね!?」 |
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お客A
「お客!!」 |
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光一
「すいません。つい先ほどまでの会話の流れ上。
綾香君!!
ボサッとしていないで、お客様を案内……」 |
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鳴島
「おぉぉー…………
何年ぶりかなぁ?
随分成長したねぇ」 |
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鳴島
「3年ぶりでしょうよ…………
世界で2人きりの肉親に会いにも来ないで……
そっちは成長してないなあ……
成長したの胸だけじゃないの?」 |
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鳴島
「3年ぶりの再開で言う事それぇ!?」 |
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光一
「何? 綾香君のお知り合い?
学生時代のお友達?」 |
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鳴島
「あー…………
私の妹なんですがぁ……」 |
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清香
「どもー、妹の鳴島清香(さやか)です!!
姉がいつもお世話になっています♪」 |
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光一
「初めまして。マスターの光一です。
綾香君……君、妹いたの?」 |
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鳴島
「あー……唯一の肉親ですがぁ……」 |
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清香
「10歳年下で15歳です。
この春で高校生になりました」 |
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光一
「おお、おめでとうございます。
ではせめてお祝いと言う事で、
綾香君のツケにしてメニューを出しましょう」 |
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清香
「ホントですかー!!
お姉ちゃん。
気前のイイ人のトコで働いているねえ♪」 |
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鳴島
「聞こえてなかったのぉ!?
私の給料から引くってことだよぉ!?」 |
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清香
「そんな細かい事ばっかり言ってると、
いつまでも旦那さんできないぞー?」 |
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鳴島
「余計なお世話!!」 |
※慶徳さん、追加のアイコン(妹の清香)ありがとうございました♪
早速使わせていただきましたよ!! |