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光一
「いやー、最近は暑くてたまらないよねえ」 |
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鳴島
「……………………」 |
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清香
「……………………」 |
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光一
「君達もそうは思わん?」 |
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鳴島
「私はつい先日まで、
寒いなーって言っていた記憶が」 |
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清香
「暦の上で春になっても、
まだまだ春じゃないよねえなどと」 |
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光一
「……………………
すまんが、今は7月下旬ですよ。
その見解には理解しかねる部分があるね」 |
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鳴島
「ほほぉー、
そんなにすんなりと運びますかぁ?」 |
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光一
「どういう意味か分かりかねるね」 |
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鳴島
「このサイトの前回更新日はいつでしたかぁ?」 |
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光一
「……………………
3月12日ですが、なにか?」 |
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鳴島
「うわ!!
開き直った、この人!」 |
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清香
「何かが必要ではありませんか?」 |
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鳴島
「私達、最後の出番が…………
もう約130日も前だったんですけどぉ」 |
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清香
「あの頃はまだ寒かったのにねえ」 |
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光一
「ぐっ…………」 |
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鳴島
「ほらほらぁ、
適切な言葉がありますよねぇ?」 |
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清香
「まさか……このまますんなり、
営業再開と思われてませんよね?」 |
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光一
「すいませんでした」 |
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鳴島
「聞こえないですねぇ」 |
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清香
「誠意も足りないかと」 |
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光一
「君達はボクに土下座でもしろと!?」 |
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鳴島
「それはマスター次第ですよねぇ?」 |
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光一
「いやー、しかし。
ゲームプレイ日記を書くのが4ヶ月半ぶりだと、
感覚を忘れていて大変だったよ」 |
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鳴島
「あっ!!
謝罪も無しに今日の更新の話に入った」 |
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光一
「うぬぬぬぅ…………
申し訳なかったよ。
いや、サイト、ずっと気にはかけてたんだよ」 |
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清香
「でも、4月から職場も環境も変わって、
それに忙殺されていてネットどころではなかったと」 |
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光一
「まあ、そういうことだね」 |
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鳴島
「日記には、
『艦隊これくしょん』やる時間削れば良かった。
とか…………
家に帰ると『二次元の嫁が待っていた』とか、
そんな事も書いてありましたけどねぇ?」 |
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清香
「……………………」 |
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光一
「いや、うん、だからそれはね。
うん、悪かったとは思っている」 |
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清香
「まあ、忙しくてパンク状態だったのは事実ですし、
忙しいから息抜きも必要だったでしょうし、
仕方なかったんだと思いますけどね」 |
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光一
「そうだよねー、そう思うよねー♪
そういうことです!!」 |
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鳴島
「マスターが開き直ってどうするんですかぁ!?」 |
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光一
「いやー、しかしホント…………
ずっと更新していないと、
サイトの更新の仕方を忘れるよね」 |
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鳴島
「11年半もやってきたサイトが、
このまま消滅するかと思いましたよぉ」 |
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光一
「いや、私も学生時代からやっているサイトだし、
思い入れもある。
応援してくれる人もいるし、簡単にはやめられないね」 |
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清香
「それをうかがって安心しました」 |
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光一
「しかし…………
ゲームのようにねえ…………
何股かけて女性と交際しても、
全くバレないスキルがあればいいのにねえ」 |
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鳴島
「またそういうヨコシマな考えを…………」 |
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光一
「『密会』のスキルを入手するまでは、
怖くて交際中の女性以外に、
なかなか話しかけられなかったもんね。
あ、ゲームの話だよ!!
『ガンパレード・マーチ』の話だからね」 |
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清香
「そんな慌てて注釈しなくても」 |
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鳴島
「マスターは甲斐性なんてないので、
そもそも女性に声かけられないでしょ?」 |
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光一
「あっ、私をそんな風に見ちゃってるの!?」 |
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鳴島
「『何人とでも付き合えるよね』って、
マスターの場合は
『二次元の女性となら』
って限定付きですよねぇ?」 |
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光一
「そそ、そんな事ないもん!!
私には全世界に数え切れないほどの……
そう女性ファンだっているんだからねっ」 |
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清香
「妄想もたいがいにしないと」 |
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鳴島
「いい歳なんですからねぇ」 |
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光一
「も、も、妄想だとぉー!?
私は帰宅すると嫁が複数待っているんだぞ!」 |
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清香
「リアルの奥さんが1名と」 |
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鳴島
「ゲームの女の子達ですよね?
なんとも悲しい…………」 |
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光一
「か、か、悲しい!?」 |