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鳴島
「いやぁー……これはまた……」 |
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光一
「すごいだろ?
通常の羞恥心を持っていたら、
到底できないと思う」 |
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鳴島
「移動の手段である自転車に……
しかも、
公共の場で人目につくトコで、
こんなにも落書きしておいたら、
普通は恥ずかしくて乗れない気が」 |
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光一
「羞恥心……が欠如した自転車。
持ち主は誰なんだか…………」 |
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鳴島
「そういえばぁ前回の話で、
似たような人がいましたよねぇ?」 |
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光一
「ああ…………アレね?」 |
↑アレ
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光一
「何事も限度があるねえ……」 |
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鳴島
「人の見ている前で、
これはちょっと…………」 |
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光一
「人の趣味を
とやかく言うつもりはないが、
TPOをわきまえるべきだな」 |
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鳴島
「じゃあ、
マスターみたいにぃ、
大学構内で
ポニテ萌え!
とかぁ、
巫女さんLOVE!!
って言うのはぁ
犯罪も同然ですねぇ♪」 |
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光一
「む、昔の話だ!!
今は言っておらん!!
少なくとも公共の場では。
なんせ今の私は、
好きな人と愛を育む、
愛の伝道師だからな」 |
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鳴島
「ふんふん、なるほどぉ♪」 |
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光一
「うむ。
納得したかね?」 |
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鳴島
「でもぉ、
それだったらですよぉ」 |
好きな人「えっとですね……その……
水着のことなんですけど……
光一さんって……
スクール水着
が好きなんですよね?」
(※参照:8/5のマスターの日記)
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鳴島
「なんて
『スクール水着マニア疑惑』
をかけられることは無かったんじゃ?」 |
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光一
「むぅ!?」 |
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鳴島
「確かに公共の場ではぁ、
『巨乳! 巫女さん! ポニテ!』
とか言わなくなりましたけどぉ……
こう思われるってことはぁ、
話さなくても雰囲気で
周囲に伝わってるんですねぇ」 |
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光一
「そんなハズはない!!
なんせ公共空間では、
私は、みんなの頼れる兄貴だぞ?」 |
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鳴島
「大丈夫大丈夫♪
ちゃんと周囲の人にはぁ、
マスターの性向がぁ、
ちゃ〜んと見えてるんですよぉ♪
さっすがマスター!!
いよっ、この変態♪」 |
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光一
「違う!!
私は好青年だ!!
みんなの頼れる兄貴だ!!
断じて変態などではない!!」 |
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鳴島
「でもぉ……仮に
みんなの頼れる兄貴
だとしましたらぁ……
自分の日記でご自分をぉ、
とってもヘタレな」 |
↑ヘタレ…………
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鳴島
「自分の彼女のピンチも守れず、
かつ行動が常に裏目に出る
アスラン・ザラよりはぁ……」 |
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鳴島
「みんなの頼れる兄貴。
不可能を可能にする男。
そして、とっても大人で…………」 |
↑頼れる兄貴
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鳴島
「好きな人を守るために
散っていた…………
ムウ・ラ・フラガ少佐を、
ご自分を表現するアイコン
として使いませんかぁ?」 |
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鳴島
「う、うるさい!!
アスランだって好青年だろ?
そこに異存はないだろ?」 |
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鳴島
「でもぉ…………
みんなの頼れる兄貴ではぁ……
全然ないですよねぇ?
だってぇ、
今作のガンダムではぁ……」 |
シン「あんま強くないよね、あの人」
↑アノ人
シン「司令部にも、
オレのこと分かってくれる人はいるみたいです。
あなたの言う正しさが、
全てじゃないってことですよ」
↑全否定された人
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鳴島
「このように、
バカにされっぱなし……
ですがぁ?」 |
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光一
「ぐっ!?」 |
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鳴島
「悪役バリな表情の、
(一応)主人公に
散々言われてましたよねぇ」 |
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光一
「む…………」 |
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鳴島
「まあ、アスランは
マスターの
微妙にヘタレ
な性格を現していて、
実によろしいかもですねぇ♪」 |
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光一
「わ、私はヘタレではない!!」 |
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鳴島
「じゃあ…………
彼女に
『スクール水着マニア』
と思われていた
変態さんですぅ♪」 |
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光一
「だ〜か〜ら〜!!
私はスク水マニアでない!
と否定しただろうが!!
大体、変態ですらない!!」 |
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鳴島
「じゃあ…………
変態にすらなり切れない、
中途半端な変態さん……
つまり…………
『ヘタレ変態』ですかぁ?」 |
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光一
「その思考を止めたまえ!!」 |
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鳴島
「自分の彼女にぃ、
テレビに出ていた
『浮気をチェックする方法』
に頷かれて、
ビクビクしていた
ヘタレマスターはぁ、
この程度の扱いで十分ですぅ」 |
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光一
「あぐっ!?」 |