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光一
「あー…………
眠い…………」 |
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鳴島
「おはようございますぅ……あれ?」 |
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光一
「あー、綾香君おはよう。
あー……眠いダルイ……
もう仕事終わり時間かな?」 |
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鳴島
「マスター…………」 |
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光一
「何かね?
ふぁぁぁ…………」 |
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鳴島
「なんと言いましょうかぁ……
前回もそうですがぁ、
人が朝から仕事やろうというときに、
いきなりテンションを下げるような……」 |
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光一
「いやぁ…………
最近は週末予定が全て埋まっていてね、
疲れが全然抜けないのだよ」 |
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鳴島
「じゃあ週末予定空ければいいのに……
週末休日に疲れて、
仕事に差し障っていちゃダメじゃないですかぁ」 |
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光一
「……………………!?」 |
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鳴島
「んぅ?」 |
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光一
「綾香君が…………」 |
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鳴島
「私がぁ?」 |
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光一
「非常にまっとうな事を言っている……」 |
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鳴島
「そりゃあ…………
仕事でお金を貰っているからには、
それにはきっちり応える義務がぁ……」 |
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光一
「綾香君、いつの間に…………
社会人になっていたのかね!?」 |
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鳴島
「どーいう意味ですかぁ!!」 |
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光一
「いつまでも…………
巨乳天然バカ……時々電波……
そうだと思っていたのに…………」 |
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鳴島
「失礼な!!
私だってここで
お給料貰っているんですからぁ!」 |
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光一
「いやはや…………
いつも私に説教ばかりされていた君が、
いつの間にか私を説教するように……
その成長に感激したね、私は」 |
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鳴島
「んぅんうぅ?
いやぁ、それほどでもぉ♪」 |
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光一
「いや、もうそれだけ責任感があれば、
ウェイトレスだけなんてつまらないだろ?」 |
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鳴島
「いやぁ、そんなそんなぁ♪」 |
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光一
「謙遜しないで。
よし、今日はいっそのこと
綾香君に店を任せよう!!」 |
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鳴島
「おー!!
そこまで認められちゃいますか!!」 |
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光一
「うむ! 頑張りたまえ!
…………では!!」 |
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鳴島
「お疲れ様でしたぁ♪」 |
……………………
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鳴島
「…………って、
ちょっと待ってください!!」 |
ダダダダダダダダ!!
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光一
「グビョッ!?」 |
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鳴島
「まーすーたー?」 |
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光一
「く、く、く!?」 |
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鳴島
「ただ単に、
仕事サボッテ休みたいだけ?」 |
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光一
「く、く、く、b!?!!」 |
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鳴島
「ちょっと…………
何か言ったらどうですかぁ?」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「あれぇ?
首絞めちゃってたかなぁ?」 |
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光一
「ゲホッツ!!
ほ、本当に死ぬかと…………」 |
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鳴島
「何のかんのと、
休みたいだけですかぁ?」 |
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光一
「いやーだってねぇ…………
お盆中から9月上旬まで
全ての休みが埋まっていてね、
どこかでちゃんと休みをね♪」 |
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鳴島
「だったら、
日程を調整すれば良いのではぁ?」 |
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光一
「いやぁ、それがまさになんだけど、
再会フラグが立っているのかね?
大学卒業以来会っていない友人とかと、
最近立て続けに連絡が取れてね、
5年ぶりとかの再会をしまくっているのよ。
調整のしようがないくらい!」 |
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鳴島
「あー、今回東京行ってましたもんね。
おみやげもなく!!!!」 |
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光一
「何で笑顔で強調するの、
とても怖いよ!!」 |
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鳴島
「ふむふむ、そういった予定混み混みで
最近は仕事開始時眠いと♪」 |
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光一
「うん。そうなんだけど、
……………………
笑顔が美しいですね♪
胸も大きくてさぞかしモテるでしょう♪」 |
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鳴島
「んうぅんうぅ?」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「……………………
再会フラグかぁ…………
亡くなられたおじいちゃんと
再会したいですかぁ?」 |
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光一
「いえ、その前に
仕事へ戻らせていただきます」 |
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鳴島
「……………………ふーん。
おじいちゃんと会いたくないですかぁ?
会いたいですよねぇ?」 |
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光一
「えーっと、
今日の仕事の段取りは……」 |
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鳴島
「おじいちゃんと会えるのが、
本来50年先くらいなのがぁ、
今すぐにできるフラグがありますよぉ♪
もーしもーし、まーすーたー♪
こっちを振り返ってくださいなー」 |