(店名)キエフ
(ジャンル)ロシア料理
(住所)茨城県水戸市加倉井町670−2
地図<キエフ> 画像<キエフ><営業時間>
11:00AM〜
2:00PM
5:00PM〜
8:00PM(L.O.)
定休日
月曜
祝日の場合翌日
席数
30席
駐車場
約20台
初回調査記事<2007年2/22>
(特色)奥深い雰囲気の店内に、幅広く美味しいロシア料理!!
<オススメ目安表=最良☆5つ ☆3つは標準的 最低☆1つ>
店の雰囲気 ☆☆☆☆☆ カップル・夫婦で来店 ☆☆☆☆ 女性のみで来店 ☆☆☆☆ 子供連れで来店 ☆☆☆ 男性のみで来店 ☆☆☆☆ 味 ☆☆☆☆☆ 値段 ☆☆☆ 入店の気楽さ ☆☆☆☆
<日記風味調査記事>
さて、この日、水戸市で気になる店に行ってきた。
名前はロシア料理『キエフ』。水戸市の郊外、国道50号沿いの店だ。
昔からこの近くを通っていたので気になっていた。
アクセスはとにかく簡単。
水戸市内から考えると、国道50号で笠間方面へ向かう。そして、常磐自動車道の水戸ICを過ぎる。過ぎて最初の交差点「加倉井交差点」を通過し、その先100メートルの左手側にある。国道50号沿いに、大きな緑色の看板があるので見逃すことはありえない。
ちなみに、同じ国道50号を挟んで真向かい側には、「珈琲哲学水戸店」(2003年11月12日紹介)がある。
店の外観は、レンガ造りで外灯も含めて、まるでヨーロッパに来ているようだ。
そして店内に入ると、様々なロシアの民芸品や調度品、アンティーク家具、絵画などに彩られている。天井を見上げればシャンデリア……そして高い天井に、やや薄暗めの店内……いかにも異国情緒にあふれ、高級感がある。
ちなみに、店内は正面のキャッシャーの部分で左右に分かれる。私達は右側のホール部分で食事をした。もう片方のスペースは個室的なスペースのように思える。
テーブルを見ると、ランプが置いてある。きっと夜はこれを点けるのだろう。
革張りのメニューも豪華な感じだ。
店主はちょっと無愛想な感じがする老齢の方、ママさんは愛想の良さそうな方。
1971年の創業だというから、相当に年季の入ったお店である。
店というものはある程度以上のお客がファンとして付かなければ長く続かないもので、このお店がこれだけの年季を持っているということは、それだけ確かな層に指示されていることの証だろう。
さて、恥ずかしながら私はロシア料理を生まれてこの方食べたことが無く、この日は初体験であった。
「ボルシチ」「ピロシキ」ぐらいしか、ロシア料理と言うものを知らない……
メニューを見たらかなりバリエーションがあったので、自分の勉強不足を痛感(汗)
さて、私達は昼の12時半頃に行った。お客は私達のみ。後になってもう2人来たが、昼はあまりお客が来ないのだろうか?
店内はロシア民謡が流れ、かなり落ち着いた雰囲気を楽しめる。もしかするとそういう雰囲気だから、夜の方が来客が多いのかもしれない。メニューも少々高めだから、そうなのかも。
さて、メニューであるが、昼時間帯はランチをやっている。
ランチは2種類。
その他、コースや単品メニューが充実している。
ロシアであるから、ワイン等の飲み物も充実。まずは、ざっと下にメニューを記す。
▼ランチメニュー(11:00AM〜2:00PM):どちらも1500円 Aセット:「サラダ」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」「ボルシチ」「日替わりロシア料理」「ライス」 Bセット:「サラダ」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」「ボルシチ」「ペルツォ」
※ベルツォとは、唐辛子のピラフ▼一品料理 <前菜>
・ザクースカ(ロシア風前菜の盛り合わせ):500円
・スモークキングサーモン(ノルウェー産サーモンの燻製):1000円
・オショトール(チョウザメの燻製):1000円
・キャビア(ロシア産セヴルーガ25グラム):3600円<スープ>
・ボルシチ(牛肉と野菜のスープウクライナ風):800円<料理>
・ピロシキA(挽肉詰揚げ物ブリヌイタイプ):1000円
・ピロシキB(カニ肉詰揚げ物ブリヌイタイプ):1000円
・ビトキー(ロシア風ハンバーグの煮込):1300円
・グーラッシュ(仔牛の煮込):2500円
・グリヴーイ(生洋茸・海老・鶏肉のクリーム煮壺入):1200円
・シャシリックA(若鶏肉のコーカサス風短剣焼):1500円
・シャシリックB(牛ヒレ肉のコーカサス風短剣焼):2700円
・キエフカツレツ(若鶏肉のカツレツバター詰):1300円
・ビーフストロガノフ(牛ヒレと洋茸のソース煮バターライス):2500円
・オグルッツィ(野菜のロシア漬盛合わせ):600円
・サラダ(生野菜の盛合わせ):600円<ステーキ>
・牛フィレ肉のシャリアピンステーキ:2500円
・サーロインステーキ ブレゼソース:3800円
・牛フィレ肉のステーキ ブレゼソース:3800円<パン・ライス>
・パン:300円 ・ライス:200円 ・ペルツォ:1000円<ソフトドリンク>
・ロシアンティー:400円 ・ロシアンコーヒー:400円 ・オレンジジュース:400円
・ジンジャーエール:400円 ・アイスクリーム:400円 ・シャーベット:400円▼コースメニュー 1:「ボルシチ」「ピロシキ」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
※ピロシキ:挽肉詰ブリヌイタイプ
2100円2:「ボルシチ」「ビトキー」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
※ビトキーとはロシア風ハンバーグ
2500円3:「ボルシチ」「シャシリック」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
※シャシリックとは若鶏肉の短剣焼
2500円4:「ボルシチ」「ディアブル」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
※ディアブルとは若鶏の唐辛子風味焼
2400円5:「ボルシチ」「仔牛肉のカツレツ」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
2500円6:「ボルシチ」「ビーフストロガノフ」「サラダ」「バターライス」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
2900円7:「ボルシチ」「ビーフシャシリック」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
※ビーフシャシリックとは牛ヒレ肉の短剣焼
3200円8:「ボルシチ」「シャリアピンステーキ」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
3000円9:「ボルシチ」「グーラッシュ」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
グーラッシュとはハンガリアンビーフシチュー
3500円▼定食メニュー A:「ザクースカ」「ボルシチ」「シャシリック」「サラダ」「ライスorパン」「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
3000円B:「ザクースカ」「ボルシチ」「ピロシキ」「ビーフシャシリック」「サラダ」「ライスorパン」
「ロシアンティーorロシアンコーヒー」 ※ピロシキ:カニ肉詰
5200円C:「ザクースカ」「ボルシチ」「ステーキ(サーロインorヒレ)」「サラダ」「ライスorパン」
「ロシアンティーorロシアンコーヒー」
5000円
これらの他に、ウォッカ、グルジアワイン、ビール等各種のアルコールがある。
昼はランチがお得である。
夜はまだ行っていないが、メニュー数……非常に豊富である。こんなにたくさんのロシア料理が存在しているとは知らなかった。……よくよく考えてみれば、フレンチやイタリアンは多いのに、ロシア料理店というのはほとんど無いように思える。私もこの店以外には現在のところ知らない。だから、余計になじみがない分知らないともいえる。さらに、豊富なのは当たり前かもしれない。ロシア料理はフランス料理の原型……と聞いたことがある。
ちなみに、ピロシキのところの「ブリヌイ」というのは、ブリヌイというクレープ状の皮で挽肉などを詰めたタイプのピロシキの事らしい。私は今回食べていないので知識面でそう知っているだけ。
予算は、ランチが1500円。
夜は1200〜2500円が平均的なラインではなかろうか。
私は「ランチA」を。彼女は「ランチB」を食べた。どちらの種類も1500円。
構成については、上記のメニュー通りである。画像もあるので、見てどういうものか知っていただければと思う。
どちらのランチにも共通しているのは、「サラダ」「ボルシチ」「ロシアンコーヒーorロシアンティー」。
違いは、ランチAは「日替わりロシア料理1品」と「ライス」が出るところ。ランチBは、「ペルツォ」という、唐辛子風味のピラフが出るところである。
「サラダ」には、2種類のドレッシングが出された。片方はオリーブオイル系の何かだと思われた。
もう片方は……マヨネーズ……とはちょっと違うが、系列はそれに近いもの。
「ボルシチ」であるが、生まれて初めて食べた。
牛肉と野菜の煮込みスープで、ロシア料理を知らない人間でも名前を知っているようなロシア名物料理である。これが、牛肉に野菜が柔らかく、そしてどういうべきか……優しい味のするスープであった。
彼女が食べた「ペルツォ」は、そこそこのピリ辛さがあるピラフだった。海老などの具沢山で、かなりおいしい。
私が食べたこの日の「日替わりロシア料理」は、「ディアブル」(若鶏の唐辛子風味焼き)というものだ。チキンの皮をパリッと焼いて、ピリ辛のソースを塗り、パン粉を振って焼いたもの。ピリ辛風味の鶏肉、非常にこれも美味しい!!
食後に、私達は「ロシアンコーヒー」を飲んだ。
「ロシアンコーヒー」とは、チョコレートシロップを加えた、ホイップクリーム入りのコーヒーである。
ちなみに、選ばなかった「ロシアンティー」とは、紅茶にジャムを加えたもの。
この「ロシアンコーヒー」……チョコレートシロップが入っているはずだが、クセは強くない。むしろ、不思議な甘みのする、食後に程よく身体を温めてくれるコーヒーだった。
総合的に考えて、非常に美味しいお店である。
そして、雰囲気もバツグンに良い!!
静かなロシア民謡に耳を傾けつつ、様々な民芸品や家具・絵画で彩られた店内で落ち着いた食事を楽しむ……子供ももちろん楽しめる。しかし、大人だけで静かな雰囲気を味わいたい方に、特に強くオススメしたい店だと思う。
なお、お店のHPがあるので紹介しておく。
ロシア料理「キエフ」
URL:http://www8.ocn.ne.jp/~kieb/index.htm
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※地図を作成したので参考に。
<水戸市内方面より>
1、国道50号を使用し、笠間方面へ。
2、常磐自動車道「水戸IC」を通過。
3、通過して最初の信号の有る交差点「加倉井交差点」を通過。
4、その約100メートル先の左手側に『キエフ』。
※道路の真向かいは「珈琲哲学水戸店」
※常磐自動車道の高架を抜けて、すぐの左手側にあるのでわかりやすい。
↑上記の2つの看板が、国道50号に面して立っているのでわかるはずだ。