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光一
「……………………
うーん、今日も仕事遅くで疲れたなあ。
ん、なんだか仮眠室が騒がしいような……」 |
『パジャマパーティー……って素敵な花園』
慶徳さん、清水ももこさん、白髭狂信者さん作
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鳴島
「きゃぁぁぁぁ!?」 |
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光一
「うわっ、なんだね一体!?」 |
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鳴島
「セッ、セッ……セクハラですよぉ!!」 |
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光一
「どこが、なにが、なんでだね!?」 |
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鳴島
「女の子のパジャマ姿を見るなんて、
セクハラに決まっているじゃないですかぁ!」 |
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光一
「見るもなにも、一体何をしているのかね?」 |
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鳴島
「パジャマパーティーに決まってるじゃないですかぁ」 |
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光一
「いや……決まってるって…………
それを君はどこでやっているのかね!?」 |
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鳴島
「仮眠室ですけどぉ?」 |
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光一
「どこの?」 |
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鳴島
「お店のに決まってるじゃないですかぁ?」 |
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光一
「そういうのは、自分の部屋でやりたまえ!」 |
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鳴島
「うにゃぁぁぁぁあぁ!?」 |
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光一
「やれやれ…………
こめかみグリグリなんて久しぶりだよ。
職場の仮眠室で、何をやらかしてるんだ、君は」 |
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鳴島
「うっぅ〜……こめかみがジンジン痛いぃ……」 |
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光一
「しかも、従業員の君や清香君はまだしも……
なんで従業員じゃない人が2人もいるの!?」 |
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鳴島
「ほぇ?
パジャマパーティーに誘ったからですけどぉ?」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「1人は巫女喫茶のウェイトレスさんでぇ、
もう1人は、帰蝶さんっていう、
はまださんのトコの看板娘さんでしてぇ」 |
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光一
「よりによって…………店の仮眠室に…………
他所様のウェイトレスや看板娘を入れるかね!?」 |
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鳴島
「うにゃぁぁぁぁぁ!?
こめかみグリグリは痛いですよぉ!!」 |
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光一
「私……『セクハラ』扱いされる以前に……
君を訴えたい気分なんだけど…………」 |
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鳴島
「セクハラはされたと思う側の主観ですからねぇ。
女性のパジャマでくつろぐ姿を見るなんて……
どう考えてもぉ、マスターのセクハラですよぉ!!」 |
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光一
「どう考えても…………
店の仮眠室が騒がしいので来てみたら、
何故かパジャマパーティやってましたって言えば、
私の方が裁判で勝てる気がするんだけど……」 |
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鳴島
「まあ、もうそんな細かい事は良いじゃないですかぁ♪
仮眠室は眠るための場所であり、
パジャマを着るための場所なんですからぁ」 |
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光一
「それは仮眠室ではなく、寝室と呼ぶのだが……」 |
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鳴島
「そういう細かい事を気にしているとぉ、
女の子にモテないんですよぉ♪」 |
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光一
「モテ……あー、もういいや」 |
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鳴島
「お、分かってくれましたかぁ?」 |
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光一
「ふむ…………」 |
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鳴島
「う…………なんですかぁ?」 |
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光一
「君も素晴らしく巨乳だとは思っていたけど……」 |
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鳴島
「ふぇ?」 |
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光一
「巫女喫茶のウェイトレスさんも、
はまださんのトコの帰蝶さんも……
素晴らしい巨乳だね!!」 |
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鳴島
「ふえっ!?」 |
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光一
「そうか…………
この場所は巨乳を拝むための、
巨乳パーティー会場だったのだね!!
巨乳バンザイ、マンセー!!
お気になさらず。
私はただ、そこに巨乳アル。
だから拝む。ただこれだけアルヨ!」 |
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鳴島
「何カタコトの日本語交じりで
セクハラしちゃってるんですかぁ!?」 |
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光一
「はー……ありがたやありがたや…………
仮眠室を提供してあげているんだからね。
巨乳を拝み倒す……
そして頭の中でエッチな事を妄想しまくる!
これくらいは許されないとね♪」 |
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鳴島
「何言ってるんですかぁ!?
許されませんよ、完全にセクハラですよぉ!!」 |
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清香
「…………巨乳…………」 |
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鳴島
「ほぇ?」 |
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清香
「私以外……全員巨乳…………
この巨乳どもめ!!」 |
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鳴島
「ふえっ!?
ちょ、どうしたの清香!?」 |
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光一
「『巨乳ども』ではなく…………そう!
『巨乳神さま達』であろうな!」 |
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鳴島
「マスターは話をややこしくしない!!」 |
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清香
「マスターですら…………
巨乳巨乳連呼して…………
私の存在場所がどこにもないんだけど……」 |
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光一
「あ、あーあーあーあ…………
大丈夫だよ。
きっとどこかには貧乳の需要も♪」 |
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鳴島
「そ、そうだよぉ、清香。
ほら、オッパイ大きいと重くて疲れるしぃ、
マスターみたいな輩にセクハラされるしぃ……」 |
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光一
「そうそう。巨乳はセクハラの対象だからね♪」 |
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清香
「どこも慰めになってないー!!
くっそー……巨乳なんて滅んでしまえ!!」 |
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光一
「なんと!?
巨乳が滅んだら……世界が滅亡するじゃないか!?」 |
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鳴島
「マスターは話がややこしくなるから
ホント黙っててくださいよぉ!!」 |
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清香
「くっ…………よく言ったものだよね……
巨乳にあらずんば、人にあらずか……」 |
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鳴島
「そんな事、誰も言ってないからぁ!!」 |