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光一
「う〜ん…………素晴らしいねえ……」 |
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鳴島
「おはようございますぅ♪
マスター、何を読んでるんですかぁ?」 |
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光一
「ん?」 |
グラビアですが何か?
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光一
「身長164センチ、B110W60H90のダイナマイトバディー
そんな女性が、この岡田真由香です」 |
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鳴島
「なんですかぁ!? ハレンチなぁ!?」 |
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光一
「ハレンチなんて言葉……生で聞くの初めてかも……」 |
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鳴島
「そんな事を言ってる場合じゃないでしょう!!
なんでこんなえ、エッチな雑誌読んでるんですかぁ!!」 |
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光一
「どこがエッチなのさ!!
エロ本じゃないよ? ただのグラビアじゃん!」 |
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鳴島
「そ、そ、それはそうかもしれないですけどぉ!」 |
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光一
「グラドルを見るくらい良いじゃないかね」 |
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鳴島
「お、奥様だっているのにぃ!!」 |
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光一
「結婚したら、グラビア見ちゃいけないって事もないだろ」 |
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鳴島
「ほら、でも、ほらぁ!!
お店でグラビア雑誌見るなんて、
もう場所をわきまえてくださいよぉ!!」 |
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光一
「なんだよ……バックヤードで読むくらい良いじゃないか。
別にホールでお客様の前で見ているわけでないし」 |
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鳴島
「いや、でもですねぇ…………」 |
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光一
「少なくともお店を『つまみぐいに来る場所』にしている君よりは、
場所をわきまえているつもりなのだが…………」 |
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鳴島
「にゃあっ!? 今その話じゃないでしょうよぉ!!
トイレで体操していて人に見られて
『頭おかしくなった?』とか言われるマスターよりは、
遥かに場所をわきまえていますよぉ!!」 |
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光一
「トイレで体操したって良いだろ!!
用を足すついでに、身体をほぐす……
仕事上非常に効率的な休憩ではないか!」 |
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鳴島
「あー、あうあう…………」 |
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光一
「いやー、しかしねえ…………」 |
むっちりした身体つきが好きですねえ……
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光一
「やっぱり巨乳はいいねえ〜…………
日々の仕事の疲れを癒してくれるよねえ♪」 |
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鳴島
「だ、だからぁ!!
少なくとも私の前でグラビア見ないでくださいよぉ!」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「なんですかぁ?」 |
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光一
「さすがに岡田真由香のバスト110センチには負けるけど、
君も十分巨乳なんだから自信を持ちなさい♪
私は巨乳が大好きですよ?」 |
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鳴島
「そんなコンプレックスで嫌がってるんじゃないですぅ!
そして、セクハラじゃないですかぁ!!」 |
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光一
「グラビア見るくらいでセクハラにされたり怒られたり、
何とも生きにくい時代になったものだねえ」 |
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鳴島
「まったく……夢見が悪いと思えばこういう事が……」 |
『新春4コマ劇場鳴島さんの『ぽに〜』な正月 ん?変装!?ドッペルゲンガー!?』
涼ノ宮さんより♪
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光一
「君の顔が私の顔に?
うわぁ……カンベンしてくれよ……」 |
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鳴島
「それはこっちのセリフですよぉ!!」 |
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光一
「やれやれしょうがない。
ここはひとつ……清香君がバイトに来たら、
店でグラビアを見ても問題ないかどうか聞こうではないか?」 |
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鳴島
「いいですよー!」 |
時間は流れて夕方に…………
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清香
「お疲れ様ですー」 |
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鳴島
「清香!!」 |
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光一
「清香君!!」 |
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清香
「わわ、何ですかいきなり!?」 |
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鳴島
「清香は私の妹だもんね?
私の味方だよねぇ?」 |
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清香
「は? え?」 |
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光一
「実は今日ね、バックヤードで休憩中に
私がグラビア見ていたら、
綾香君が場所をわきまえろって怒りだしてねえ」 |
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清香
「はあ…………
まあ休憩中にグラビア位見てもいいんじゃないですか?
男の人なんだし、別に問題ないんじゃ…………」 |
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鳴島
「なにゃぁ!? なんでぇ!?」 |
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清香
「いや、何でって……別にグラビア位いいじゃない。
逆にグラビアとかに全く興味の無い男も気持ち悪いよ?」 |
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鳴島
「だって、こんなの見てるんだよぉ!!」 |
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光一
「ねえ、別に問題なんて……」 |
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清香
「絶対禁止です!!
許されません!!」 |
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光一
「何故急に!?」 |
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清香
「まずなんですか、このあり得ない巨乳は!!
あれですか、貧乳の私に対する挑発ですか?
貧乳には価値がないってことですか!?」 |
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光一
「え、いや……その、清香さん?」 |
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清香
「大体お姉ちゃんもね、何なのその巨乳?
妹の私が貧乳なのに、姉が巨乳っておかしくない?
どういう事?
巨乳なんてこの世から死滅すればいいのよ!」 |
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鳴島
「いや、ちょ……清香?
は、話がおかしな方に…………」 |
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清香
「2人とも! ほら、そこに正座しなさい!!
そもそも貧乳であることがですね…………」 |
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光一
「おい、綾香君…………」 |
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鳴島
「なんですかぁ…………」 |
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光一
「変なスイッチ入っちゃったじゃないかね……」 |
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鳴島
「そんな事、私に言われましてもぉ……」 |
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清香
「2人とも、話を聞きなさい!!」 |
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光一&鳴島
『はい!!』 |