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鳴島
「マスター、マスター」 |
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光一
「ん? 何かね?」 |
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鳴島
「この間、『病院ではコミュニケーションをちゃんとしてほしい』
そんな事言ってましたよねぇ?」 |
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光一
「そうだねえ。患者と医者の信頼関係は重要だから、
医者というか病院にはコミュニケーションも求めたいよねえ」 |
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鳴島
「あー……………………」 |
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光一
「何?」 |
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鳴島
「マスターが病院に求めてるのってぇ、
『看護師さんや女医さんとの、プレイタイム』じゃなく?」 |
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光一
「ぶふぅぅぅぅ!!」 |
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鳴島
「2007〜2009年にも、健康診断の話をしていましたがぁ……
2010年度の健康診断の話も踏まえると……
女性看護師や女医とエッチしたいだけじゃなくぅ?」 |
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光一
「いや、それは完全に当たっているわけではない!」 |
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鳴島
「一部は合ってるんですかぁ!?」 |
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光一
「だって、ナース服とかそういうやつって……
で、そういう病院的なシチュエーションで……
たまらないでしょ?」 |
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鳴島
「私に言われたって、単なるセクハラですよぉ!」 |
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光一
「いやだってさ…………健康診断に話を戻していい?」 |
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鳴島
「まあ、あれ以上話されても、
単なるセクハラでしょうから、いいですけどぉ」 |
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光一
「健康診断でさ、心電図ってとるじゃない?」 |
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鳴島
「取りますねぇ」 |
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光一
「あれってさ…………
診察で冷たい聴診器をあてられたのと、全く同じ感じにならない?」 |
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鳴島
「あ〜、確かにヒヤッとしますけどぉ。
思わず声出しそうになりますけどねぇ」 |
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光一
「乳首とか敏感なトコロさー、
もう、ビクッってくるよね?
あれ、すっごいエッチな気分になるじゃん!」 |
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鳴島
「そんなところの同意を求めないでくださいよぉ!!」 |
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光一
「え? 感じない?
だって君、巨乳でしょ?
そのきょ、きょ、巨乳に冷たい吸盤あてられて……
すっごい感じるんじゃないの!!」 |
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鳴島
「セ〜ク〜ハ〜ラー!!」 |
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清香
「なになに?
フロアにまで叫び声が聞こえてきたんだけど?」 |
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光一
「おお、清香君…………見ての通りだよ、
綾香君にフライパンで頬をぶたれた!」 |
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鳴島
「ふしゅーふしゅーぅ」 |
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清香
「ちょ、お姉ちゃん…………
それ、場合によっては傷害罪になっちゃうから」 |
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鳴島
「だってぇ、
とんでもないセクハラしてきたんだよぉ?」 |
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清香
「どんな?」 |
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光一
「医者で冷たい聴診器あてられるのと同じで、
健康診断で心電図とられる時、
冷たい吸盤当てられて、ヒヤッとするねーって話」 |
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清香
「はあ、まあしますけどね」 |
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鳴島
「ちょ、マスター……さっきの話」 |
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光一
「待ちたまえ綾香君!」 |
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鳴島
「何を言ってますかぁ?」 |
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光一
「巨乳がどうこうとかそんな話してみろ?
貧乳コンプレックスの清香君が、
どんな暴走するのか、想像もできないではないか?」 |
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鳴島
「あ〜…………」 |
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清香
「2人そろって、何をこそこそ話してるんですか?」 |
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光一
「いや、何でもない」 |
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鳴島
「うん、何でもないよぉ!」 |
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清香
「ん?
で、さっきのお姉ちゃんの『セクハラ』って話は……」 |
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鳴島
「あ、あー…………
その、聴診器でヒヤッとするような感覚で、
病院でエッチな気分になるんじゃないの?
ってマスターが聞いてきたからぁ…………」 |
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清香
「いや、くすぐったいだけで、
特にエッチな気分にはならないような」 |
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光一
「いや、ああいう聴診器的な事をされると、
思わず『お医者さんごっこ』を連想して、
女医さんとかに欲情しそうになるから、
女性の綾香君も欲情しないかなーとね?」 |
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鳴島
「あ、あー、そうそう。そういう話」 |
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清香
「セクハラされた話をぶり返されてるのに、
お姉ちゃんの態度がおかしいんだけど?」 |
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鳴島
「へ! そんな事ないよぉ?」 |
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清香
「なんか私に隠しているような感じだなー」 |
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光一
「そんな事ない、そんな事ない」 |
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鳴島
「そうそう!!
巨乳だから感じるんじゃとか、
そういう話をされたわけじゃないよぉ!」 |
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清香
「巨乳だから感じる?
それって貧乳だと…………」 |
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光一
「あ、バカ…………」 |
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鳴島
「あ、ち、違うの。えっとぉ…………
清香? 顔が怖いよ?」 |
そのあと、ものすっごい説教をされました
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