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光一
「いやー…………
もう3月も半ば……
世間は卒業式シーズンだねえ」 |
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鳴島
「そうですねぇ」 |
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光一
「私も昨年の今頃までは、
高校で教員やっていたからねえ……
なんとも不思議な気分になるよ」 |
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鳴島
「教員生活の最後の最後まで、
『光一先生は変態でしたね!』
って当時の部長さんから言われてましたねぇ」 |
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光一
「私は変態じゃない!!
あれはI先生たちが勝手にそう言ってただけ!
私は至極まともな教師だったよ!」 |
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鳴島
「生徒さんたちにもぉ、
『ノロケウイルスとか』
色々言われてましたよねぇ?」 |
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光一
「ノロケはしたけど、
あれは女生徒Oが言いすぎ!!
あー、あいつも今年卒業だったなあ」 |
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鳴島
「なんだかんだ言って、
教員生活が懐かしい?」 |
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光一
「そりゃあね。
教員で生活できるメドが立ってたら、続けてたよ。
学校の先生楽しかったしねえ。
人に物を教えるのって、すごく面白い!」 |
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鳴島
「世界史の先生が、
今ではプログラマー……」 |
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光一
「大学時代には、
歴史関係の研究で食べて行きたかった。
研究者諦めて、教員も諦めて……」 |
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鳴島
「負け犬人生!!
このカフェってマスターが
大学3年の終わり頃から開始したので
学部→大学院→講師時代→現在
見事にその過程が記されてますねぇ」 |
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光一
「負け犬じゃないやい!
正規の教員になるのって、
倍率は高いはなんだで、
ものすごく大変だったんだぞ!
研究者はもっと門戸が狭いし」 |
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鳴島
「まぁ、今は生活のメドが立って
良かったですよねえ」 |
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光一
「今年1年間で、
過去2年分よりも貯金が貯まっているな。
ボーナス万歳ってところだろうか?
残業代万歳ってとこかねえ?」 |
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鳴島
「まぁ、それはそれとしてぇ……
光ちゃん、早速ダメ出しですよぉ」 |
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光一
「唐突になんだね!?
しかも、ちゃん付け!?
いきなり何をダメ出しすると言うのかね?」 |
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鳴島
「かつて教員をやっていた人間が、
『先生のおっぱい見せてください!』
とか初めとして……
『学生時代に何で
放課後に愛の指導をしてくれる
先生がいなかったんだ……』
とか妄想しているんですかぁ……」 |
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光一
「だって、映画の題名が
『おっぱいバレー』だぞ!!
しかも舞台は中学校!!」 |
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鳴島
「そんな話があるわけないでしょうに……
いつの時代にも、
生徒といかがわしい行為を
日常的にするような先生なんて
まずいませんから。妄想世界のみです」 |
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光一
「妄想したって良いではないか!
幻想を抱いたって良いではないか!
だって、人間だもの!!」 |
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鳴島
「下賎な事に、偉人の言を借りない!
それを、
元・学校の先生が
してはいけないと思うのですけど」 |
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光一
「今の私は1民間人です。
普通のリーマンです!!」 |
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鳴島
「まぁ…………
普通のサラリーマンでも、
そんな妄想をしてはダメですよねぇ」 |
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光一
「そんな事を言うがね、
AVだってマンガだって、
そんな教師が沢山出てくる!
淫乱な女教師万歳!!」 |
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鳴島
「非現実と現実を一緒にしない!
まるで犯罪者予備軍ですよぉ」 |
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光一
「何を言う!!
私は妄想はするけど、
犯罪はしないよ!!
全て頭の中で済ませているから、
実際には無問題なんだよ!」 |
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鳴島
「いつかマスターが捕まったら、
『いつかやると思っていました』
ってTVインタビューに答えておきますねぇ」 |
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光一
「だから、犯罪なんてしないっての!
たまってきたら、彼女にぶつけているので、
まず欲求不満が暴走することは
100パーセントありません!」 |
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鳴島
「うわぁ…………
この人、ダメダメな人じゃないですかぁ」 |
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光一
「そもそもだね、
私のような仁義に厚い好青年が、
犯罪を犯すなんてありえないね」 |
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鳴島
「そういう人は、
普通自分ではそう言わないですよねぇ」 |
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光一
「私は自らを主張する人なの!」 |
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鳴島
「マスター…………」 |
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光一
「何かね?」 |
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鳴島
「マスターが捕まる時が来たら、
PCのハードディスクは
しっかり焼却処分しておきますからね」 |
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光一
「だから捕まらないって!」 |
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鳴島
「さすがに…………
お好きな陵辱系の動画とか画像は
破棄しておいたほうが、
後々の裁判において有利になるかと」 |
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光一
「だから、実際にはしないっての!
非現実は非現実、
現実は現実だからね」 |
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鳴島
「さっき、
非現実の淫乱女教師と、
現実の学生生活とを
混同していたくせにぃ……」 |
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光一
「大丈夫です!!
そういうイメージプレイ以外には
ゼッタイに及びません!!」 |
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鳴島
「どうやってこれで、自信満々に
『自分は好青年』
って言い張れるのかぁ……」 |
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光一
「好青年だろうが!!」 |
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鳴島
「いやいや、
好性年ですよねぇ♪」 |
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光一
「何でかね!!
大体、好性年ってのは……」 |
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鳴島
「いにゃぁ!?」 |
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光一
「こうやって、
女性の胸を合意も無しに揉んだり、
何かする人を言うのではないか!
私はそんな事しないしな」 |
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鳴島
「変態、ドすけべ!!
今、触っているじゃないですかぁ!」 |
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光一
「私は君が言った
『好性年』の具体例を示したまで……
つまり、ワタシ、ワルクナイあるよ」 |
ε=ε=ε=ε=┏( ゚Д゚)┛
ふ〜〜〜〜〜!!
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ざ〜〜〜〜〜!!
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け〜〜〜〜〜!!
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る〜〜〜〜〜!!
ε=ε=ε=ε=(/°ロ°)/┏(゜ロ゜;)┛
な〜〜〜〜〜!?
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