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光一
「あー、肩が凝って仕方がない」 |
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鳴島
「10代の時も、20代の時も……
そして30代になっても肩凝りヒドイですねぇ」 |
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光一
「何だか悪意を感じる言い方に思えるが?」 |
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鳴島
「そんな事ないですよぉ」 |
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光一
「というか最近は輪をかけて体調悪いんだよねえ。
朝はツライし…………
5時間くらい仕事すると、目まいとか吐き気するし……」 |
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鳴島
「えぇ〜…………」 |
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光一
「あと、最近は車の運転なんかでもさあ」 |
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鳴島
「何かあったんですかぁ?」 |
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光一
「私、結構車運転するじゃない。
今の車……購入から7年で15万キロ……
しかも軽自動車で走ってるくらいだし」 |
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鳴島
「ディーラーとかで、
普通の人の倍は走ってるって言われましたよねぇ」 |
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光一
「学校で講師やってた頃は…………
片道77.7キロを車通勤してたしねえ」 |
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鳴島
「よくやってましたよねぇ」 |
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光一
「今なんて職場まで片道14キロ車通勤だからね」 |
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鳴島
「昨年引っ越してから、随分近くなりましたよねぇ」 |
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光一
「ところが最近さあ、
車を運転していて、目まいしたり……
すっごく気持ち悪くなったりするんだよねえ……」 |
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鳴島
「ええっ!?」 |
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光一
「車運転している人間って酔わないって言うじゃん。
それに私、車酔いなんて子供の頃は酷かったけど、
高校以降は起きなくなったしねえ…………」 |
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鳴島
「気を付けてくださいよぉ」 |
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光一
「そういえば、車運転するといえば、
やっぱり渋滞の時が大変だよねえ」 |
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鳴島
「ガソリンは食うし、時間は食うし、
予定も崩れちゃいますし」 |
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光一
「まあ、お盆中に嫁の実家から帰って来る時は……
本当にまいったよねえ」 |
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鳴島
「何にですかぁ?」 |
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光一
「信じられないほどの大渋滞でさ…………
途中でトイレ行きたくなったのに……
道が動かないし…………」 |
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鳴島
「それは確かに困りますよねぇ。
子供とかがいる家庭だと、余計そうでしょうけど」 |
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光一
「さすがに私も限界を感じて…………
下半身がメルトダウンを起こしかけていたんだよね」 |
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鳴島
「まさか…………」 |
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光一
「もう漏れる事を覚悟したので、
私は助手席の嫁にちゃんと言ったよ」 |
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鳴島
「漏れちゃうって?」 |
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光一
「正確には、
"もう漏れるから、その時は…………
私の黄金水を飲んでくれ!!"って」 |
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鳴島
「はぁっ!?」 |
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光一
「え? 知らない? 黄金水。
黄金水ってのはね、小便の事ですよ?」 |
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鳴島
「そんな事は知ってますよぉ!
何を奥さんに言ってるんですかぁ!?」 |
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光一
「そうしたら、嫁にすっごい拒絶された……」 |
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鳴島
「当たり前ですよぉ…………
誰が飲みたがるんですかぁ」 |
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光一
「嫁なら受け止めてくれると思ったのに」 |
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鳴島
「渋滞の時は
助手席の人にも災難が来るんですねぇ」 |
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光一
「最終的にパーキングエリアまで我慢した私、
すっごく偉いよねえ」 |
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鳴島
「奥さんへの対応が無ければ、
"よく我慢しましたねえ"でしたけどねぇ」 |
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清香
「お疲れ様です」 |
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鳴島
「あ、清香。お疲れ様」 |
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光一
「清香君も夏休み終わって学校だもんねえ」 |
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清香
「夏休みなんてあっという間ですよ」 |
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光一
「そうそう。清香君にプレゼント来てた」 |
『水着ウェイトレス清香』
慶徳さんより♪
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鳴島
「よかったねー♪」 |
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光一
「以前、綾香君の水着姿イラスト貰ったけど。
それの清香君バージョンって事で。
まあ、夏も終わったんだけど」 |
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清香
「……………………」 |
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鳴島
「どうしたの?」 |
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清香
「巨乳の女なんか絶滅すればいいのに」 |
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鳴島
「怖ッ!!?」 |