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鳴島
「おっはよーございますぅー♪」 |
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清香
「おはようございます」 |
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光一
「おはよう。
……君達2人から挨拶をしてくるとは珍しいような」 |
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鳴島
「そうですかねぇ?」 |
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光一
「別にほめてるわけでもないのだが……まあ、いいや。
ほれ、GW休みで出かけてきたから、お土産」 |
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鳴島
「待ってましたぁ―!!」 |
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光一
「えーっと、綾香君にはこちらかな」 |
笠間焼
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鳴島
「どぉもー…………」 |
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光一
「清香君にはこちらを……」 |
笠間焼
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清香
「おー、ウサギ模様が可愛い。
ありがとうございます」 |
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鳴島
「……………………」 |
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光一
「何で君は変な表情してるの?」 |
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鳴島
「清香みたいな可愛いデザインの方が良いですよぉー」 |
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光一
「年齢的に君は
落ち着いた焼物の方が良いと思ったんだけど?」 |
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鳴島
「というかぁ…………
どうして女の子に買ってくるお土産が焼物?」 |
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光一
「え?
笠間に行ってきたからだけど?
焼物良いよねー。見てるだけでも楽しいし、
色々な品を手にとって確かめて…………
もうほんと、ヨダレが出そうなくらいだよね!!」 |
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鳴島
「いや……あんまり分かんないというかぁ……」 |
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光一
「何故?」 |
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鳴島
「マスターのその趣向と言うか趣味?
まるで年寄りみたいなんですけどぉ……」 |
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光一
「はぁ!?」 |
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鳴島
「若い人の趣味……ってもっとこう違うもの?
焼物がたまらないとか……
それを若い女の子に買ってくるとか、
おじいちゃんの旅行みたいなんですけどぉ……」 |
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光一
「私のどこを見ておじいちゃんかね!?」 |
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鳴島
「趣味全般と体力面全般?
周囲の人にも言われてるわけですよねぇ?」 |
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光一
「ボクの趣味は極めて若者文化的ですよ!?」 |
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鳴島
「例えば何かあるんですかぁ?」 |
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光一
「若い女の子が極めて好きですよ?
趣味と言うか日課として毎日、
若い女の子を脳内で滅茶苦茶にしていますけど?」 |
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鳴島
「それじゃあ中年オジサンのセクハラとかぁ、
妄想世界に入り浸っている変態の趣味でしょうよぉ!」 |
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光一
「むしろボクとしては中学生〜高校生の趣味かと?
だってその位の年代の男の子って、
女の子の身体に興味ありまくりじゃん!
完全にその子達と同じだよ!!
つまり、ボクの趣味趣向って若い!」 |
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鳴島
「どんな同列論ですかぁ…………」 |
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清香
「まあ、そういう中高生が多い事も事実ですけど……
そういう30歳はどうなんでしょうね?」 |
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鳴島
「まぁ……"RPG世界で魔王になって若い村娘を襲いたい"
なんて言っている時点で……十分危ないですけどねぇ」 |
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光一
「危ない!?
実際の女の子を襲ったわけじゃないのに?」 |
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鳴島
「そんな当たり前の事を口にしない!!」 |
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清香
「まあ、そんな趣味を続けていると……
"奥さんが女勇者になって成敗されかねませんよ?"」 |
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光一
「私の趣味はそんな危ないものかねえ……
日本全国、いやさ全世界共通で
男性全体の共通趣味だと思ってるのにねえ」 |
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鳴島
「そんなわけあってたまりますかぁ!?」 |
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光一
「みんな私の趣味を誤解しまくりだよねえ?
私の趣味ってごく普通なのに…………」 |
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鳴島
「ごく普通の人は…………
"若い女の子を襲う"なんて間違っても言いませんがぁ」 |
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光一
「そういう恣意的な引用が誤解を招くんだよ!
あくまで"襲う"のは"脳内限定"なんだからね!
他にも誤解……なのかね?
私には"着せ替え人形でウヘヘ"ってする趣味無いよ?」 |
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鳴島
「そりゃあマスターは、
巨乳の若い女性にしか興味ないですし、
着せ替えなんかよりも、
裸にひんむいて襲う事が趣味ですもんね♪」 |
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光一
「君は私をそんなに犯罪者…………
あるいは犯罪者予備軍にしたいの?」 |
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清香
「そしてその着せ替えのイラスト…………
私なんですけど…………
貧乳の私は男性の欲求対象にもなりませんか?」 |
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光一
「あ、別に君を悪く言ったつもりじゃないよ?
私にあくまでそういう"ロリコン"というか……
"ペドフェリア"的な趣味とか……
"幼女の着せ替えを楽しむ"なんて言うね、
倒錯的な趣味が無いってだけだから!」 |
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清香
「だから、その着せ替えのイラストが私である以上、
マスターの発言をそのままとると…………
"私が幼女"って事になりませんか?」 |
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光一
「……………………」 |
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鳴島
「マスターの趣味の話はともかくとしてぇ、
まあその話はごゆっくりと〜♪
私は買い出しに行ってきますねー」 |
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光一
「ちょっ、君がこの話題振ってきたんだろうが!
言い逃げするな!!
というか、私を…………」 |
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清香
「……………………」 |
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光一
「この状態の清香君と2人きりにさせないでくれたまえ!」 |