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光一
「ということで、私は今日から岩手県に行ってきます」 |
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鳴島
「…………家庭内別居ですかぁ?」 |
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光一
「はい!?」 |
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鳴島
「いつもいつも変なセクハラまがいの事、
奥さんにもしていますよねぇ?
愛想尽かされて、家庭内別居になったんですかぁ?」 |
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光一
「いや、部屋出ちゃったら家庭内別居じゃないじゃん!
そもそも、私、実家茨城県内だし…………
なんで私が岩手県まで行くの!?」 |
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鳴島
「さぁ?」 |
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光一
「嫁さんの実家が岩手県なんだよ。
前にも何回か話に出てるでしょ?
言語のコミュニケーションがとれず困ったと……
最初の時も会話成立できなかったけど……」 |
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鳴島
「あー、実家に帰っちゃった奥さんを
連れ戻しに行くんですかぁ?」 |
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光一
「何で何が何でも別れさせたいのかね?」 |
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鳴島
「違うんですかぁ?」 |
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光一
「普通に帰省する話にならんのかね?」 |
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鳴島
「マスターの実家、茨城県内なのにぃ?」 |
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光一
「だから、私じゃない!
嫁の実家に帰省するの!」 |
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鳴島
「それならそうと言ってくださいよぉ♪」 |
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光一
「言うも言わぬも、君が勝手に話を進めたんだろ」 |
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清香
「お姉ちゃん、人の話最後まで聞かないから」 |
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鳴島
「何よ〜う。
まるで私が悪いみたいに……」 |
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光一
「いや……そうだと思うんだけど……」 |
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清香
「お姉ちゃん、人の話聞かないで
迷子になるタイプだもんね」 |
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鳴島
「私は迷子なんてならないよぉ」 |
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光一
「そういう人間が一番危ないんだけどねえ」 |
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鳴島
「そんな事ありません!」 |
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清香
「そういえばマスターは、
お嫁さんと夏コミ行かれたんでしたっけ?」 |
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光一
「6年ぶりに行ってきたよ。
サークルチケットで……
作品出す側で行くの初めてだった」 |
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鳴島
「マスターは迷子にならなかったんですかぁ?」 |
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光一
「嫁に移動経路全て任せて、
私は嫁の後ろを歩いていたから、全然」 |
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鳴島
「ご自分で調べないんですかぁ……」 |
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光一
「だって、嫁が出すんだもの。
私は手伝いでついていくだけなんだから、
なんで私が調べないといけないの?」 |
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鳴島
「まぁ、そうかもだけどぉ」 |
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光一
「コミケ2日目終盤……迷子アナウンスで……
80歳のおばあちゃんが探されてたけど……」 |
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清香
「ええっ!?」 |
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鳴島
「何故!?」 |
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光一
「だろ、普通驚くだろ? 会場もどよめいてた。
孫……何故、連れてきた……おばあちゃんを……
あの日、東館は汗とか湿気で微妙にモヤかかってたし、
あんな湿度と室温内で……危なかったと思うけど」 |
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鳴島
「その後、どうなったんですかぁ?」 |
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光一
「アナウンスが変わった。
『おばあちゃんが行方不明です』に……」 |
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清香
「無事だったら良かったですけどねぇ」 |
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光一
「どうなったのか分からんが……
その後、アナウンスは無かったね」 |
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鳴島
「まあ……無事だと良いですけどねぇ」 |
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光一
「そういえば、
綾香君には絵チャイラスト来てるな」 |
『夏の間は水着で接客-綾香』
慶徳さんより♪
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光一
「水着で接客しなさいという……
そういう示唆ですかね?」 |
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鳴島
「絶ッッッッ対! イヤですぅ!」 |
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光一
「清香君にはこんな絵チャイラストも♪」 |
『トリックスター清香』
慶徳さんより♪
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清香
「お、爽やかな感じ♪
ありがとうございます♪」 |
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光一
「後は、ウェブマンガも2本来てるよ♪」 |
『鳴島さんの『ぽに〜』な日々 その5 2人でしましょうよ・・・』
涼の宮さんより♪
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光一
「まあ…………」 |
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清香
「お姉ちゃんはいつでも何か欠けてるので、
本当に気を付けた方が良いよ?」 |
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鳴島
「何で私が悪い流れなの!?
いつでも何か欠けてるって何?」 |
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光一
「えっと……もう1本が……」 |
『鳴島さんの『ぽに〜』な日々 その6 なるしまんざい』
涼の宮さんより♪
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光一
「まあ…………」 |
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清香
「頑張ってね、四捨五入して三十路のお姉ちゃん♪」 |
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鳴島
「だからどうして私を貶める方向に…………」 |