9/4(火)
不安障害その1……導入、範囲と内容:瞑想、悩みの発生個所

光一

おはよう、君たち
鳴島

お、おはようございますぅ
清香

おはようございます
光一

…………何で綾香君は、

引きつった表情になってるのかね?
鳴島

いや…………だって、マスター…………

女子トイレ盗撮していたんですよねぇ?
清香

まあ、いつもの事かと
光一

いつもの事じゃない! いつもじゃない!!

そもそも盗撮したなんて事実自体がない!!
鳴島

だって…………女子トイレの画像、

日記にアップされていましたよねぇ?
清香

警察まで同行しましょうか?
光一

完全な誤解、誤解も誤解だって!

人が不安に耐えながらネタを撮影していたのに。

女子トイレのピクトグラム撮影しただけだろ
鳴島

十分トイレを利用する女性からすれば

マスターは不安と言うよりも、怖い存在ですねぇ
光一

ぐっ…………

と、今までいくつか精神疾患について話をしたけど……
清香

えっと……『うつ病(その1その2その3)』

それに『依存症(その1)』があって、

前回の『強迫性障害(その1)』ですね
光一

今回は『不安障害』について話をする事にしよう
鳴島

女子トイレ盗撮の件で、

いつ警察に逮捕されるか不安な

マスターの心理を見事に反映していますよねぇ
光一

盗撮してねえよ!!

人を犯罪者に仕立て上げるのはやめたまえ!
清香

マスター
光一

清香君?
清香

三十路からでも更生はできますよ
光一

違うー!!

なんで優しい目をしてるんだよ!?

と…………まず、『不安障害』が何かだね
鳴島

不安て言っても、誰でも不安ってありますよねぇ?

私の場合、いつも月末にお財布が空になってしまうんで、

月末の生活費が不安なんですがぁ
光一

それはまた別の意味だから…………

基本的に『不安障害』は不安に端を発する精神疾患。

やはり治療が必要な病気か否かのラインとしては、

生活に支障をきたすかというとこだね
清香

前回の『強迫性障害』もそうでしたね
光一

実は、『強迫性障害』は『不安障害』の1類型なのだが……

今回、『不安障害』について触れるのは初めてなので、

詳細に立ち入るのは止めておこう。

不安障害に近い症状を見せる人は非常に多い。

問題は、治療必要段階まで至ってしまうか……

そこまでに至ってしまう人もいるわけだ
鳴島

誰でも不安って持ってますけどぉ、

それが病気になってしまうのは何ですかねぇ?
光一

まず、基本的には何かに対する『恐怖』を持ち、

それに対して対処できない事が前提。

そのため不安が非常に強くなり、

様々な行動に支障が出るわけだ
清香

具体的にどんな症状が出るんですか?
光一

これも様々で、症例によって沢山ある。

人前でその症状を表わさない、

あるいは表わさないよう本人が努める場合もあるね。

まあ、そうだね…………

強い不安を抱く。イライラが強まる。恐怖や緊張が高まる。

汗が止まらない、動悸がする、胸・頭・お腹が痛くなる。

そうした症状が往々にして表れる
鳴島

あー、分かる気がするんですけどぉ。

高校生だった時、文化祭の演芸で友達が直前に

お腹が痛いって何度もトイレに行ってましたぁ
光一

そうだね。そういう症状で表れる。

問題はそういう症状が頻繁に表れ、

かつ克服が出来ずに深刻化する場合なんだ
清香

誰でも緊張すれば汗をかいたり、色々ありますよね。

経験値を積むと大体克服できそうですが
光一

そう。経験値は大事だが……成功の経験値ならね。

あるいは失敗でも、周囲がフォローしてくれて、

『助かった、良かった♪』って思えた経験が多ければいいが……

こういう場合、失敗にまつわる経験値が多く、

『また失敗するんじゃ?』とかそういう不安・『恐怖』が強くなって、

ある行動に関して強い抑制がかかってしまうわけだ
鳴島

確かに失敗が続いたら……躊躇しますよねぇ
光一

失敗しても、「大したことないや」と思う事が出来たり、

先ほども言ったが周囲がサポートしてくれて、

「あ、大したことないんだ」「みんな、ありがとう♪」

って思える出来事が多ければ……良いんだけどね。

何度も言うが、精神疾患については周囲の環境が重要なんだ。

精神疾患はそこまでの環境と体験が、そうした症状を作り上げているんだ。

それに、よく言うだろう。『失敗は成功の母』だと。

1つの失敗は人生上で、往々にして大した事ではないんだ
清香

でも、成功しないといけないって思いこむ事の方が多いですよね。

失敗した時の周囲の反応とかも……うーん。自分に肯定的になってくれるかは
光一

今の世の中は、『勝ち組・負け組』って愚かしい体系化を進めていて、

しかも『競争社会』だろ? 将来も見通せない事が多い。

『大学入学』『一流企業入社』が

何だか知らないけど自己目的化されているよね?

それが何かを保証するわけでもないのにね。

こういう社会ではどうもサポートは互いに難しくなってるね
清香

確かに……主体的に何かを決めている人生か否か。

最近そうではなくなっているかもですね。

以前の自我を犠牲にする考え方みたいですね
光一

ちょっと話を逸らしてしまったが、

人間には様々な『恐怖症』が存在していてね、

大体そういう恐怖症を抱えている人というのは、

日常の中で自分の持つ特定の『恐怖』を避ける行動をしている。

その『恐怖』に遭遇した時に、吐き気・動悸等々を発症するんだ。

でも、これは深刻でなければ、各自の持つ『弱点』であって

尊重されるべき個性ともいうものだ。

何にも恐怖を抱かずにいられる人間など存在しないからね。

この世には完全無欠の人など存在しないから
鳴島

確かにぃ〜、私は高い所が苦手ですねぇ。

東京タワーなんて上った時は、足が震えて

まともに外を見られませんでしたよぉ
光一

……………………
清香

……………………
鳴島

な、なんですかぁ?
光一

バカと煙はなんとやらと言うものだが……
清香

これは辞書の改訂が必要ですね。

バカでも高い場所が苦手な人はいます
鳴島

なんなのよぉ!?
光一

まあそれはいわゆる『高所恐怖症』と分かりやすいものだ。

『不安障害』は意外と単純ではなく、

いくつもの『恐怖』が複合し、問題を起こす。

こうした『高所恐怖症』などのように、

『恐怖』対象が単一の場合は比較的解決が容易だね
鳴島

具体的にどうしますかぁ?
光一

さっきも言ったが、経験値だね。

2F、3F、4Fと、少しずつ高いところへ、

そして少しずつ窓際の方へ……高さに慣れてしまう事だ。

『暗所恐怖』などもそうだが、その場所に長い時間いる事。

これで『あ、全然平気だ!』となれば問題が解決できる
清香

『不安障害』の全体としてはどうなんですか?
光一

そうだね、『不安障害』には沢山種類があるが、

主に以下のものを列挙することができる。

【1】『恐怖症』の中に類型できる、

『広場恐怖』『社交不安障害』『対人恐怖』

【2】他に、【1】の中から表れたり、別の要因で表れる

『パニック障害』『過敏性腸症候群』『全般性不安障害』

【3】前回も話をした『強迫性障害』もあるし、

【4】非常に重度なストレスへの反応・環境適応から、

PTSDと言われる『心的外傷後ストレス障害』、

PTSDに少し類似するが『急性ストレス障害』、

日常生活・仕事などでのストレスが原因で、

一般的な社会生活を営めなくなってしまう

『適応障害』などを挙げる事が出来るね
清香

大きく分けて4タイプ?
光一

いや、これは全部ではないから…………

まあ、でも、多くはこの4タイプの各々の問題に属している事が多いね
鳴島

色々ありすぎて、

一度に覚えられそうになりですよぉ
光一

……………………それは
清香

お姉ちゃんだから、仕方が無いね
鳴島

どういう意味よぉ!!
光一

まあ、今後何回かに分けて話をしよう。

今回はあくまで『不安障害シリーズ1』だから
清香

そうですね
鳴島

あ、でも私でもPTSDとか位は聞いた事ありますよぉ
清香

何らかの残虐な事件無いし、

天災の後に報道される事も多いですしね
光一

まあ、今回は触れるつもりが無いがね。

一応それらも『不安障害』に分類される病気だよ。

それらも長い話になるので、またの機会にしよう。

今回はあくまで『不安障害』の入口の話だけという事で
清香

はい。じゃあ、どの辺りの話をしますか?
光一

まず、内容や範囲については既に述べたものだね。

内容は【1】〜【4】で分類だけ述べたし、

範囲のようなものも『恐怖』から不安が強まり……

というような話を導入として行ったね
鳴島

じゃあ、具体的にいくつか取り上げてみては?
光一

では、【1】恐怖症から具体的症例を……………

『広場恐怖』と聞いて、どういうものを思うかね?
鳴島

広場……広いところが怖いって事ですかぁ?
清香

広い空間が怖くて外に出られないとか?
光一

うーん、違うかな。この『広場恐怖』というのは、

元々の語源が古代ギリシアなんだ。

英語にすると『agoraphobia(アゴラフォビア)』となる。

『アゴラ』というのは、さて……現役女子高生の清香君。

何を意味するかね? 世界史でやってないかい?
清香

『アゴラ』は広場を指しますが、

古代ギリシアの広場とは『集会場』ですね。

市民で集まって物事を決める場所です
光一

そう。『広場恐怖』の『広場』というのは、

非プライベート空間を指すんだ。

つまりね…………

『他者が存在し、逃げる事の出来ない空間』

よって場所はどこでもあり得るんだ。

『職場』『会議室』『スーパー』『コンビニ』『電車』などなどね
鳴島

場所の広さ……ではないんですかぁ?
光一

そうだね。広さも人数も関係ない。

他者と接触せざるを得ない空間全体を指すんだ。

で、『広場恐怖』は症状としては、

『パニック障害』を併発する事がある
清香

『パニック障害』は、先ほど…………

不安障害【2】に含めてましたね
鳴島

具体的にどういうものですかぁ?
光一

『パニック障害』というのは、

突然生じる『パニック発作』で始まる
鳴島

『パニック発作』?
光一

『パニック発作』とは、緊張やストレスによって

動悸・ふるえ・息苦しい・発汗・胸部不快感などを生じることね。

これが、直前までなんともなかったのに、

突然生じる事を指すんだ。

酷い場合には、身動きすら出来なくなってしまう。

こうした『恐怖』から色々考えてしまう。

『自分は死ぬのでは?』とかそんな事までね
鳴島

うーん、大変ですねぇ。

でも、それが始まりなんですかぁ?
光一

ここに『予期不安』が1ヶ月以上続くと、

『パニック障害』と診断されるね
清香

『予期不安』ってなんですか?
光一

例えば電車に乗った時…………

先ほど言った『パニック発作』が起きたとしよう。

しかもその後、『パニック発作』が何度か繰り返されたとする。

そんな『恐怖』の経験を積んでしまうと、何でも無い時でも

『パニック発作が、また起きたら……どうしよう!』

と心配になってくるよね。

起きていない発作について、心配が常につきまとう。

これを『予期不安』という
鳴島

なるほど……発作が起きた事で、いつも不安一杯だと。

電車に乗った時、また発作が起きたら……

仕事に行った時、また発作になったら……

スーパーに行った時、また吐き気がしたら……

そういう『恐怖』が常につきまとうんですね
光一

そう。この『予期不安』が続いてしまうと、

当然ながら、その症状を回避したくなるよね?

ほら、さっき『不安障害』の話の導入で、私が言ったよね?
清香

『不安障害』を持つ人は、

日常の中で、自分の持つ特定の『恐怖』を避ける行動をしている……

って、言っていましたね
光一

そう。そういう場所というのはまさに『広場』なんだ

つまり、『パニック発作』が起きないように回避する。

そのため、『もし人がいる場所で何か起きたら』という

外の空間……職場でも電車でもスーパーでもいい、

そういう『広場』に出られなくなる。

こうして『広場恐怖』という症状が表れるわけだ
鳴島

つまりこういう事ですかぁ?

『電車に乗れなくなる』『車を運転できなくなる』とか、

『学校に行けなくなる』『職場に行けなくなる』とかぁ、

『職場には行けるけど、会議室には行けなくなる』

そういう事ですよねぇ?
光一

うん。自分が『恐怖』を感じ、

『予期不安』のある場所に行けなくなる。

そうした行動が出来なくなるんだ
清香

それって酷いケースになると…………

『引きこもり』とかになってしまいません?

だって、『広場恐怖』って事は…………
光一

そうだよ。症状が重くなってしまうと、

外に出る事すら困難になってしまうからね
鳴島

うーん…………なんとも厄介ですねぇ…………
光一

今、『不安障害』の件で、

『パニック障害』『広場恐怖』を取り上げたけど、

まだまだ色々あるよね。

先ほどの【1】恐怖症に含まれる『社交不安障害』などもね
鳴島

それはどういうものですかぁ?
光一

『社交不安障害』とは…………

人と接する機会に、不安が強まるケースだね。

人から注目を集める場面……色々あるよね?

何かを発表しなくてはいけないなどなど……

多くの人を前にする時に極度のストレス・不安が生じる事を言う。

具体的に、汗が止まらない。息切れが激しい、嘔吐感があるなどね
清香

いわゆる『あがりやすい』人と違うんですか?
光一

ふむ……誰でも人前に出るのは緊張するものだ。

それが強い人は『あがり症』とか『シャイ』『恥ずかしがり屋』と呼ばれるね。

ただ問題は、それが原因で日常生活に支障をもたらすかだね。

『不安障害』に最初触れた時に言ったよね?

様々な不安・恐怖によって日常生活に問題が出るか否か、なんだ。

支障が出れば、これは病気であり、治療が必要なんだ
鳴島

うーん…………
光一

こうした『社交不安障害』についても、

症状が重くなってしまうと、

先ほどの『パニック障害』を併発したりする事もある。

また、人と接触する事自体が難しくなってしまう
清香

汗が止まらない。息切れが激しい、嘔吐感……いわゆる発作ですもんね
鳴島

スピーチでまた発作になったらとか…………

会議室でのプレゼンで発作になったら…………

って考える内に『予期不安』になって、『パニック障害』になる……

で、それらの行為が出来なくなるってわけですねぇ
光一

そう。そしてそれらが進行してしまうと、

『うつ病』をさらに併発する事もあるんだ。

『不安障害』というと一般の人は

『単なる緊張だ』とか『誰でも不安な事ぐらいあるだろ?』

って思うかもしれないが……深刻化するとこういう問題になるんだ
清香

どうしたら良いんですかね?
光一

基本的に治療法としてはやはり…………

先ほどまでも出ている経験値は重要だ。

『あ、大丈夫じゃないか』と思える成功の経験値。

あるいは失敗した場合でも『大丈夫』って思える経験値。

こうした場合には、周囲の支えも大事だね。

『失敗しても大丈夫、みんなで支えるよ』という雰囲気などね。

『絶対成功しろ』って雰囲気ほど、危険で残酷なものはないね。

と言う意味で……認知行動療法は重要性を持つ
清香

『社交不安障害』についてだったら、

家族・友人の前で予行演習をするとか、

そういう練習を重ねて自信をつけるのもありですかね
光一

そうだね。自分が大丈夫だと思える……

そういう経験値が沢山あることが大事だね。

また、『パニック障害』についてもそうだが、

結局のところ、そういう『予期不安』になってしまうもの、

それについて『慣れていく』事が大事になる。

そのために、軽めのシチュエーションからアプローチする。

あるいは、電車についても満員の時間ではなく、

空いているような時間を利用してみる。

車の運転もいきなり100キロも走ったりしないで、

2〜3分で行けるコンビニに車を動かす事から始める……

とにかく、軽いレベルのものから慣れて、

経験値を積んでいくことが大事になるね
鳴島

なるほどぉ
光一

また薬物療法も重要だね。

脳内伝達物質の在り方に問題が生じて、

行動が阻害されているケースがあるからだ。

自律神経にも問題が生じている場合が多いしね。

前回の『強迫性障害』で話をしたけど、

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)』もある。

というか、『強迫性障害』も『不安障害』に分類されるからね
清香

ですよねぇ。

やっぱり人間、行動を制御しているのは脳ですもんね
光一

薬で症状を軽くしたり、行動の補助にするわけだ。

そうして先ほどの行動で、少しずつ解決していく事だね
鳴島

患者側として、

薬物療法と認知行動療法が必要なのは分かりましたけどぉ、

他にどういう考えを持った方が良いですかね?
光一

まあ、『不安障害』を持つ人に往々にしてある事は、

もちろん私を含めてだがね…………

『瞑想』をもっぱらにしてしまう事だね
清香

『瞑想』?
光一

そう。つまりね……………………

内面的な事ばかりに重きを置いてしまうんだ。

とにかくこういう症状の人は

好む好まないを別にして『悩む事が好き』なんだよ
鳴島

『悩む事が好き』?
光一

うん。悩みすぎる事で、内面・外面のバランスを崩しているね。

つまりは、『瞑想』なんだよ。

自分一人の中で、しかも外には出さないで、

心の中でひたすらに向き合って悩み続けているんだ
清香

ああ、それで『瞑想』って言う事ですか
光一

そういう事。

実際には内面的な事で不安を感じているのだから、

その意識を他に向ければ不安は無くなるはずなんだ
鳴島

つまり、前に言われた認知行動療法……ですか?
光一

そういう結論に至る訳だね
清香

うーん…………
光一

後、こういう人達は……まあ、私もなんだが……

『悩みスポット』を持っているんだね
鳴島

なんです、それ?
光一

例えば『布団の中』『机の前』『部屋の隅』などなど、

そこにいれば何時間でも、同じ事を悩み続けられる場所。

そこから動くと、悩みがあっという間に吹っ切れるんだが、

どうしても悩み続けて行動出来なくなる場所
清香

あ、なるほど。

悩んでそこから動けなくなるんですね
光一

一度、『不安障害』その他の精神疾患を持っている人は、

自分の部屋の中などに、

いつもよく使っている『悩みスポット』があるかを探してみるといい。

で、その場所に気がつけたら…………

自分が『瞑想』に入った時…………悩み状態に入ったら、

そこからとにかく『移動する』事が大事
鳴島

『悩みスポット』から移動する?
光一

そう。目の前の風景が変わっただけで、

人間の意識は変わるもので、

意外と行動が出来るようになるものだ。

何時間でも悩み続けられる布団の中から、

隣の部屋のテレビの前に移動する……これだけで違う
清香

そういうものなんですか?
光一

そう。それと『悩む人』というのは基本的には

『自分で決められない人』という事も多いね。

よって、『自分で決める事を練習する』のが重要になる
鳴島

自分で決められない?
光一

以前に「Yes、But思考」について話をしたね?

これは『依存症』の人が…………

『依存症は止めるべき、でも無理』という思考構造。

それに限らず、うつ病の人にも多いと言ったね?

『周囲の評価が第一』『周囲の人の意見を行動原理にする』と
鳴島

自分の意見をいつも押し殺しているって人ですよねぇ?
清香

そうして周囲の価値観を基準や行動原理にする内に、

自分の意見や考え方が無くなってしまう……でしたね?

学校で勉強が出来る優等生タイプ……な人でしたっけ?

生真面目な人などに多いと言っていましたよね
光一

そう。健全な人間は基本的な思考構造が『Yes思考』なんだ。

つまり……『自分はこう思う』という原理で行動できるんだ。

そしてそれによって『良かった、悪かった』を評価できる
鳴島

私はいつも、自分の思った事で行動してますよぉ♪
清香

じゃないと、お店の食べ物…………

つまみ食いして平気でなんていられないよね?
光一

それは社会的ルールに反しているんだけどね……
鳴島

あれ!? 責められてる!?
光一

ともあれ、『Yes、But思考』の持ち主だとね、

周囲の価値観・考え方を第一に持ってきてしまうので、

自分の考え方を根本的には持っていない事になる。

つまりは自我が無い事で、

『自分自身に自信が持てない』訳だ。

だって『〜だ、けど〜』……と常に否定的に物事をとらえるし、

『〜さんは、私を評価してくれるかな?』と周囲ばかり気になる。

自分の考えで『行動』し『評価』する事が出来ないんだ
清香

なるほど……というか、『Yes、But思考』の転換は、

ずっと言われていますね
光一

うん。だってそこに気がつく事が治療の始まりだから。

『自分の考え方・価値基準を持ってないのでは?』

『自分に対して正直か?』

『自分らしく生きているか?』

この事を自覚しないとダメなんだ。

そうでないと…………

『自分は生きている価値が無いのでは?』

となってしまうからだね
清香

自分を肯定できる価値観が無いと、

生きていくのが辛くて、悩んでしまう……と?
光一

そういう事だね。

だから治療には薬物治療も必要だし、

同時に考え方を変えていく、

認知行動療法がどうしても必要になる訳だ
鳴島

なるほど…………
光一

自分の思考構造が『Yes思考』であれば、

『〜さんにはこう言われた。でも、自分はこう思ったから良い』

と、物事に対する不安を感じる事が少なくなる。

やはり不安が深刻化するのは、

周囲の人達が自分をどう判断してくれるか?

そこに依存してしまっているからなんだね
清香

なるほど
鳴島

と言う事でぇ、

今回は女子トイレを撮影して不安になっていたマスターが、

その不安から記事を書き起こしていましたぁ♪
光一

だから、話をそこに戻すな!!

『不安障害』についての話をしていたのに、

私が一転して犯罪者になる話で帰結しちゃうだろ!?
鳴島

マスター…………
清香

警察になら一緒に行ってあげますから
光一

おい、君たち!!

どういう話の終わらせ方をするつもりだよ!?

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