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光一
「というわけで、
今回からこちらの日記は通常営業です」 |
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清香
「前回まで14回、
『精神疾患シリーズ』を書いていました」 |
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光一
「『ウェイトレス鳴島の暴走萌え日記』
と題されているのに、
非常に真面目な話を続けていたよねえ」 |
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清香
「いずれ、これら14本のテキストの他、
いくつかの話を書いて、
『精神疾患勉強』のコンテンツを立ち上げ予定です。
ちなみに、以下の話をしていました。参考までに」 |
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光一
「うつ病:『(その1、その2、その3)』
不安障害:『(その1)(その2)(その3)(その4)』
依存症:『(その1)(その2)』
強迫性障害:『(その1)』
栄養療法:『(その1)(その2)』
精神疾患:『(その1)(その2)』でした」 |
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鳴島
「…………あのぉー」 |
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光一
「なに?」 |
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鳴島
「まがりなりにもこの日記……
私、鳴島綾香のメイン日記ですよねぇ?」 |
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光一
「そうだね」 |
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鳴島
「なのになんで、
今日から通常営業に戻るよーって話を、
私以外の2人でしてるんですかぁ!
普通、私がするもんでしょうよぉ!」 |
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光一
「あー…………」 |
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清香
「なんとなく」 |
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鳴島
「なにその態度!?」 |
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光一
「しっかし最近はホント…………
物事の流れが早すぎてついていけないねえ」 |
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鳴島
「私の話はスルー!?
メインヒロインの私を、スルー?」 |
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鳴島
「……………………ふーん、
マスターが単純に、
お歳を召されたからじゃないですかぁ?」 |
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清香
「32歳になってしまいましたからね」 |
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光一
「違う!!
16進数的に20歳だ!!」 |
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鳴島
「あー、はいはい」 |
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光一
「さらりと流した!?
……と、他にも携帯だってねえ。
新機種スマホばっかりでしょ?」 |
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鳴島
「そーいやそうですねぇ」 |
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光一
「私の周囲でもスマホが増え始めて……
私もいつか、アレに買い替えないとダメ?」 |
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清香
「その内、ガラケーというか……
今までの携帯電話、消えちゃいそうですね」 |
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鳴島
「確かに、スマホ、勢いあるよねー」 |
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光一
「今のガラケーですら、
使い方マスターしていないのに……
スマホなんてどうやって使うんだよ!
覚えられるわけないじゃないか!」 |
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鳴島
「ビデオ録画を頼まれて困っている
おじいちゃんみたい…………」 |
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光一
「誰がおじいちゃんか!!
って、そのビデオ録画もだよ!!」 |
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鳴島
「はあ?」 |
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光一
「今の小中学生あたりだと、
VHSテープなんて知らないんだろ?
下手すると高校生もなのか?
もう物心ついた時から、
DVDとかHDに録画している世代だろ?
ビデオ録画なんて言い方通用するの?」 |
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鳴島
「あ、そういえばどう言うんだろ?
もう普通に『録画』って言うのかなぁ?」 |
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光一
「ウチにもDVD/Blu-rayレコーダーあるよ?
でも、利用しているのは嫁だからね。
アニメ録画も嫁に頼み、
録画したの見るのも嫁に頼み……」 |
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鳴島
「マスター、いよいよ本格的におじいちゃん」 |
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光一
「君だって『ビデオ録画』なんて言う世代だろ?
私と世代的に同じじゃないかね!!
私が『おじいちゃん』なら、
君は『おばあちゃん』だな!!」 |
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鳴島
「私はマスターと違って若いもん!!
ピチピチのプリティガールだもん!」 |
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清香
「お姉ちゃんのその表現もどうなの……」 |
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光一
「と、話が逸れ始めたけど、
自分より10歳程度も若い人達と、
まあこの間、連絡先を交換したわけよ」 |
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鳴島
「いきなり話が飛びましたがぁ、
通っている講座の人達ですかぁ?」 |
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光一
「そう。私にお弁当くれた……
あの女子大生の味……忘れられないなあ」 |
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鳴島
「またその話ですかぁ!?」 |
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光一
「いや、最後まで聞いてくれよ?
そうしたらみんな……スマホなのよ」 |
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鳴島
「はぁ、それが?」 |
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光一
「『はぁ、それが?』じゃないよ、君。
大変な事だったんだぞ!!」 |
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鳴島
「何がですかぁ?」 |
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光一
「赤外線通信が出来ないの…………
女子大生のメアドと携帯番号、
ゲット出来ないところだったんだぞ!!」 |
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鳴島
「はぁ?」 |
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光一
「そうしたらスマホ画面の『QRコード』を読み込んで、
それで連絡先を取得するなんて方法があってさ、
いやー、本当に驚くよね…………
こういうのが世代間格差なのかね?」 |
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清香
「そういうのは世代間というかは……」 |
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光一
「しっかしホント美味しいよね。
女子大生にメール送れるなんて、
もう、私、ゾクゾクしちゃってたまらないもん。
邪念が伝わったらどうしようか?」 |
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鳴島
「何に興奮してんですか、アナタ!?」 |
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光一
「いや、もちろん女子大生に対して(`・ω・´)
女子大生の手アカは…………
前回弁当もらって味わったじゃない?
今度は連絡先までもらったからね♪」 |
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鳴島
「そんな告白、堂々とされても困りますから!
マスター、そもそも奥さんいるでしょ」 |
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光一
「ほら、料理にもメインがあれば、前菜もあり、
そうしてデザートもあるわけでしょ?
色々なラインがあって良いと思うんだよね」 |
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鳴島
「うわっ、最低な考えじゃないですかぁ!?」 |
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光一
「なんだと!?
どこが最低かね?」 |
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清香
「それ多分、女子大生の方からは、
マスターに対して、
恋愛要素の1ミリグラムも無いと思いますよ?
単純な仲間意識じゃないですか?」 |
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光一
「えっ、これって私の自意識過剰!?
モテ期の到来と違うの?」 |
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鳴島
「モテ期って……32歳が言うセリフですかぁ」 |
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清香
「お姉ちゃん、あんまり言うと可哀相だよ」 |
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光一
「君達2人のセリフ…………
どちらも私を傷つけた事に気が付くべきだ。
というか、清香君のセリフはフォローになってない!」 |